表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/477

固いパン。。

テーブルに着くと爺が


「皆様の好物である、パンとスープをお持ちしますので、しばらくお待ちください」


と言うと部屋から出て行った。


「さっきの光が魔法かどうかは、解らないが、皆を見る限り裕福とは程遠いな」


「確かに」皆頷く。


「産業も農業が中心に見えるな」


「みどり、畑の状態はどうだった?」


「まだ、詳しくは見れてないけど、土地は痩せてたわね」


「うーん」とお父さん唸る。


「午後は、どうするの?」


爺の話では、屋敷から北に向かうと、鍛治と木工の作業場があるらしく、3世帯程住んでいるらしい。


「今まで見た感じだと、税収等は期待できないだろ。恐らく物品での支払いになると思うが、この世界の金銭感覚が全く解らない」


「今思いつくのは、小麦と大豆の生産なのかな」


「皆様、料理が出来たのでお持ちしました」


爺がテーブルの上に食器を並べ、テキパキと準備を進める。


「パンとスープで御座います」ニコニコと。


声には出せないが、パン?見る限りにカチカチだ。。お互い顔を見合わせる。

スープには豆、恐らく大豆。こちらは、味は薄そうだ。


「いただきます」爺は不思議そうに見てた。


パンと呼ぶには、腹が立つ程に固い。スープも案の定、薄い。。て言うか味付けが塩とハーブ?しか入ってない。。これは厳しい。。

皆、顔を見合わせつつ食べ始める。


「ご馳走様」チーン。。。。


「では、作業場を見に行くか」


突然、お母さんが。。


「私は、ここに残る!爺、キッチンを見せなさい!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ