現場はちゃんと見ましょう
「すご〜い!ミカちゃん!!」
「2人とも時間取らせちゃって悪かったね」
「大丈夫だぜー。面白いもんです遊べたしな。ミカ本当にすげ〜な〜。じゃあ帰るかー」
「のぶどう思ってるの?」
「ありゃ〜、すげえぞ。恐らく練習すれば、装填速度も上がる筈だ。それにルカがさっき言った通り、火縄は素人でも慣れが早い。クロスボウもだ。二次元(お兄ちゃん)に、戦闘用クロスボウを50注文しとけ勿論、矢もな。剣、槍を各20だ。練習用剣、槍は各10だ」
「これからどうするの?」
「クロスボウと火縄は、1ヶ月前からの練習で間に合うが剣と槍はそうは行かぬので、爺の元で練習させる」
「領主様からの挨拶で、村を守る為の訓練と称して、週に2、3日、3時間程練習だ。その時は得意の手作りご飯お持ち帰りと行こう」
「なるほどね〜」
とある日。
「お館様、ルカからクレームが来ております」
「何のだ?」
「カリム様の件で」
「カリムの?何だ?」
「ルカが食材貰ってるから、寝起きや食事をさせてるのはいいが、荷物を何とかしろと」
「あっ店舗を作るのを忘れてた。。。」
「爺、ガイの所へ行って、ルカの店へ来いと。私は直ぐにルカの店へ行ってくる」
うおー。何じゃこれ。荷物が溢れてるじゃないか!
「あ。カリム」
「急に生産力が上がって。。。ルカが切れてます。。。」
「ルカさーん。。。(チィっ)今直ぐ何とかする。新作の飴を持ってきたのでミカちゃんと食べてっ。何で野菜とかもこんなにあるんだ?」
「あー。それは村の奴らよ。教会で飯出しただろー。何もない時は、私しか作れねーから、食べたいから作ってと持ってくるんだが、食材が多すぎてよ」
「あー。うちのとルカさんが作ってくれてたんだもんな」
「腐らしたくないんだけどよー」
「こちらも何とかするので、待っててくれ」
「四代目どうした?店待ち合わせじゃ・・」
「ガイ、大至急倉庫の建設だ。今から建築出来る奴全てで」
「なんで?」
「荷物をルカの店に置いてるんだが、生産力が上がって、荷物が溢れかえってた。ルカがご機嫌斜めだ」
「・・・解った。。。」
次は母さんの所だ。
「母さん、かくかくしかじか。。」
「うーん。そうしたら思い切って、教会の近くに、セントラルキッチンか食品加工工場みたいなのを建てる?」
なるほど!!
あー。貯水池に気を取られ、秘書が持ってくる報告書を目を通す業務で、領内を周ってなかった。。。
倉庫は、1日で完成!!




