やべーな
こんな大人数で作戦会議するなんて珍しいはね。情報を共有するってノブは言ってたけど。書類迄印刷して。ルカさんがまさかあんなホキ車を持ち込んでいたなんて驚いたわ。しっかり料金取ってたけど。。
ミヤ司令からの訓示でみんな何となく解ってはいた様だけどこれで方向がハッキリしたわ。先にミヤ司令にロケット弾増産したから面制圧の話しといて良かったわ。
作戦自体は単純に3方位からの包囲殲滅。問題はタイミングになるのかな??
各要塞に各隊長クラスが居るのは安心感が全然違うから安心よ。でもまさかノブが入口塹壕を直接指揮するとは‥‥聞いたら逃げ足だけは任せとけってさ。
中央の街、領内にも近々戦いの可能性有りの緊急電も送った様だし、後は準備を怠らない様にしないとね。
「領主様!警備隊より緊急であります。前線よりこれより戦闘態勢に移るとの事!」
「解った。領内に通達せよ!領内は第2警戒態勢に移行するとの事」
「男爵様!姫様!前線より緊急電であります。前線よりこれより戦闘態勢に移るとの事」
「解りました。街に通達!第1警戒態勢命令!また前線に向かう列車には装甲列車を増結!輸送機には細心の注意を!」
このタイミングでか‥‥集合住宅や組立工場の建築もままならない‥
この際だから建てるスピードを優先していたけど、集合住宅は特に頑丈に作って貰おうかしら。高射砲塔の増設に近い形で。屋上に対空兵器も乗せても大丈夫な位に。工場の方は後回しで構わないわ。
それにここにも住人から警備隊とまでいかなくても警察的な組織を創設しようかしら。治安維持的な。勿論、武装はさせない様に‥しても剣とか。こっちも試験で合格した人から職種を選べる様にさせれは‥‥
その人達を訓練する人は領内の警備隊から人手を借りれば良いかな。そうすれば軍の人手を警備に回さなくて済むし。
遂に前線での雲行きが怪しくなってきたか‥となると中央の街での組立工場立ち上げはまだまだ掛かりそうだな。部品は30台分溜まってきたが‥‥ここで組立始めないと王女様五月蝿そうだし‥
それに更に警備隊からトラック型でタンク搭載型やら細かい指示が。消防車?にする様だし。タンクローリー型もあるな。これなら軍にも必要だから、取り敢えずこれも作っておくか。重い物積むから後ろの車輪はダブルタイヤ?にしとくか。これはカブのまんま使えないからホイルの形状を変えるか。
「ノブ殿!失礼します!警備隊より派遣されました!派遣警備隊隊長のミルミと」
「同じく派遣されました!副隊長のラリー以下15名」
「おう?警備隊から?」
「はい!本部からの書面とこちらを預かっておりますのでご確認をお願い致します!」
「解った!遠くからご苦労!この建物2階に空き部屋があるのでそこを使ってくれ!細かくは近くの兵に聞いてくれ」
「ありがとうございます!」
「ノブ?警備隊に応援頼んだの?」
「いや?ミリオタも知らんか??」
「知らない〜書面には何と?」
「んー。。。成る程な。戦いが始まったら捕虜が出るだろうから先に人員を派遣するってさ」
「なるほどね。捕虜だ、難民だ送り込んでたからね。その前に把握したいのね。でも良いことじゃん。うちが負ける事なんで思ってないみたいだしね」
「そうだなぁ!負ける気はしてないさ」
「この板??やけに丁寧に梱包してるけど」
「えー。警備隊隊長からで、収容場にでも使ってくれと?なんじゃ?」
「‥‥‥見てよこの看板」
「看板??」
働けば自由になれる
「‥‥‥あいつやべー転生者じゃないよな?」
「転生者の雰囲気は1ミリも無かったわ‥‥」
「じゃあ、普通にやべー奴か‥‥」




