はぁ‥
「それならば、組立工場の件も纏めて、上位15名は賞金と別に組立工場への就職も可能と付け加えるのは如何でしょうか?」
「それだと読み書きが出来れば問題無さそうね」
「はい。で、試験は週2回行われると。更には合格者は、カブや車両の資格を得る事が可能性になると」
「そうなれば操縦出来る人も増えるかなぁ」
「まあ、追加の資格部分はおいおい考えても良いのでは?先ずは底上げの為の試験と思えば?」
「そうね!そうしましょう!試験問題に関しては如何しましょうか?」
「それならば、うちの入社試験を基本とすれば問題無いと思いますのでその辺はこちらで任せて下さい。それに試験の実施や噂を流すのもお任せください!上手くいけば学校に人が大勢押しかけますよ!」
「先ずは試しにやってみますか!」
試験の件はサムエルさんに丸投げになってしまったけどまあ良いか。
工場が建ったとして‥‥組立費だけうちが取る事になるのだから‥まず日に何台組み立てられるかも必要か‥うーんうーん‥‥
暫くしてから領内から工場建設の設計図と監督が到着して、私はいつも通り作業員の募集と同時にサムエルさんからも試験の内容と賞金の発表を行って貰い反応を見てみる事に。
今まで殆ど人が来なかった学校だけど、40人程近く来る様になった!ここ迄は予想通り上手く?いった!けど来ている殆どが年齢は10代以下の男女問わずの子供達。話を聞いてみると身体が弱かったり、怪我をして働けない子が多かった。。怪我の子は回復薬で治せるけど体力が落ちてる子には給食でどうにか回復して欲しい。。勿論持ち帰れる量も十分に提供したけど。。。
試験結果を集計してみてびっくり!38人受けて、38人が全員が合格!?サムエルさんも驚いてた!子供達の力恐るべし‥‥んー。
そこで問題が‥お金を渡しても親に取られるだけでは無いかと?サムエルさんもその点を危惧していたので。
更に追加として、合格者に対しては会社の寮を一部屋を割り当て、3食付き。
会社と面談を行い審査が通れば合格者が希望家族と寮に住む事を認める。
銀貨10枚もしくは銀貨20枚分の指定した日常生活品の半額購入を可能にする。勿論、銀貨1枚分からも可能。
医療施設の無料開放。
引き続き学校の無料開放。
という事で急遽、集合住宅と食堂施設に医療施設も建築を開始して、食堂の人材はサムエルさんに丸投げと。
それと合格者の身元調査をサムエルさんが支店の人を総動員して行うとの事。と言ってもサムエルさん以外に3人しか居ないけどね。
「姫!大変です!集合住宅もっと早く出来ませんか?」
「サムエルさん、そんなに慌ててどうしたの?」
「合格者の調査始めたんですが思っていたより生活環境が悪くて、数名ですが支店で保護しました!」
え!?そんな状態の住人がいたの!?報告には無かったんだけど‥‥迷ってらんない‥
「直ちに合格発表を行って下さい!それと高射砲塔で保護しますので、合格者及び家族も!軍にも依頼します」
「解りました」
私何をみてたんだろ‥‥結局見てるつもりだけだった‥‥




