商談!?
ルカの奴め!!普通に商談してるんじゃねーよ!!軍の仕事中じゃねーのか!!??
全く!!まさか王女にあんな事、提案してるとは全く知らんかった!!軍で行動は一緒にしていたからどっかで接点があったのか!!
ん??接点!?まさか!ラーライにも商談をしてなーだろうな!?!?電報打って確認しとくか!
「ノブ殿お帰りなさい!少しは休めましたか?」
「ミヤか。少しは休めたよ。ミヤも休暇は取っておるのか?」
「ええ。先日取りましたよ!まさか領内に立派な露天風呂施設が出来てるとは思いませんでしたな〜」
「え?行ったのか?」
「はい。のんびり出来ましたよ」
「知っておったのか?出来てたの?」
「いえ。数週間前かな?ルカ隊長が皆んなに、割引クーポン券20%オフとポイントカードを配ってましたよ!まさかこの世界でこれらを使うとは思いませんでしたな」
「‥‥‥‥そうであるか‥」
あいつめ抜けめねーなー‥‥‥
「敵の動きは特に変化無しか?」
「今の所、何も変化無しですな。V 1の発射台が3基完成しましたな」
「ならこっちは順調そうだな」
娘っ子ズーは‥‥会議室か。様子を見ておかんとな。
「姫よ。如何じゃった?我が領地は?」
「素晴らしいの一言です!」
「そうか。今後の事だが、領兵の訓練を行っておるのは知っておるな?」
「はい!知っております」
「領兵達から隊長を選別し新たな隊の編成を行い、指揮官としてピアン姫とする。勿論、男爵には話を伝えて了解して貰ってる」
「私達の隊が編成されると言う事は‥‥男爵領内での戦闘若しくは水先案内人的な動きになるのでしょうか?」
この娘っ子!?
「残念ながらその通りだ」
「‥‥となると‥男爵領は破壊されます‥」
「辛い選択になるがそうなる」
「いえ。領内を見せて頂いて思いました。男爵領‥いえ。帝国は伝統という元に進化が止まっております。この停滞感を打ち破る為に他国へ戦争を仕掛けるなどもってのほか。自ら進化が出来ないのなら、今の物を壊すしかありません」
「そこまで覚悟してるならこちらも助かる。恐らく帝国軍は男爵領を再占領を行なってからのこちらへの進軍となります。司令部、後方隊やら補給拠点になるのは明白。その機能を一時的にも破壊する予定です」
「解りました。軍事訓練は兎も角、水先案内人でしたら今すぐ可能なので声を掛けて頂ければ直ぐに対応させて頂きます」
「それ迄は、訓練を行いますので」
「承知致しました!」




