人員不足は悪化‥
「送れる人員が無くなった‥と?」
「向こうで文字、計算を勉強中」
「今度は操縦士不足‥‥か‥」
「そうなのよー。こればっかりは如何にもならんけど‥」
「それなら‥‥飛龍へ生産を増やして‥違うな‥‥」
「航空機はそうする予定だけどさ‥」
「上手くいかんな‥‥うちの軍向け零戦は適度な機数生産して保管として。飛龍は生産後、一式と交換。その他機体は必要なら増産かな」
「その飛龍だけど、一式みたいにV 1空中発射出来ないけど」
「そうだな。一式は50機程度残してこれは保管。その他はムカンへ供与」
「それで良いなら良いけど。操縦士は更に速く居なくなるよ」
「‥‥まあ、ムカン操縦士は向こうに任せるしか無いからな‥‥」
「じゃあそうするよ。そうなると更に余裕が出るから新型航空の開発を進めるよ」
うむ‥。人不足から資源不足‥そして人不足‥何かが足りると何かが足りなくなるな‥
「そうだ!ライオンヤローの所は?」
「あ‥‥それがいまだに操縦の実地になると怖がって‥上手くいかない‥操縦士なったのは10人位‥‥なので飛行機も15機程度しか渡せて無い‥52も含めてね」
「‥‥何か本能的に相性が悪いんかな?‥‥」
「ナースホルンとか地上兵器はどうにか大丈夫」
「そうか‥‥」
ノブと話せたから一先ずは良かったかな。カンノさんとも話したかったけど訓練に出たばっかだったから、ミヤ司令に零戦の欠点とか後継機に求める事を書面で出してもらう様に頼んだので、ここをもう少し見てから帰るかな。
あれはヘリ隊。北の国は奥?に展開してるのか。王女もこっちに来てるんかな?攻撃ヘリが12機と輸送用ヘリが3機か。街の方にも数機あったな。後方に置いてきたのは訓練中か?
早速攻撃ヘリで敵戦車を撃破したみたいだから役に立ったみたいだな。
ついでにヘリ2種類の問題点も聞いてみるかな。
「ミヤ司令!」
「如何した?」
「潜入第3隊から潜入成功せり!です」
「速いな?他隊からは?」
「まだ有りません!情報収集を開始するとの事です」
思ったより早かったな。それならこちらも少し動くか。シュトルヒ‥いや。彩雲を出すか。
「彩雲でルサンの精密偵察を行え!」
確か私の記憶だとこの街は、フォンブラト男爵が領主だったかな?一人娘が居たと記憶しておる。人情派で領民から慕われて居るとの話だったかな?そう言えば捕虜達の中にはこの辺り出身の奴等は居なかったな。




