被害多し
伐採も終わって、やっと掘り出せるわ!伐採した木も資源だから有効に使わないとね!木材にして、家建てる時にでも使えるかしら?しかし、見たことのない木ばかり〜!奥はヤシの木みたいなのが沢山あるわ〜しかも赤い実をつけてるわ。キモ‥‥あれ?これってもしかして?アブラヤシ?だっけ?パーム油が取れる!?自信ないから実を獲って後で見せに行こう〜!
あの2人の娘っ子は‥‥働き過ぎだ!!領内から更に事務員を招集してと。それと関係部署の専門人材も数名呼ぶか。輸送機を手配と。そういや。今日だなムカンに送った航空隊が戻って来るの。出迎えに行くか。
先発隊か‥‥零戦15機と一式10機程度か‥遠くから見てもかなり損傷しておるな‥‥先に送って来たか‥‥
「先発隊、只今到着しました!」
「ご苦労!損傷が激しい機体が多いが‥‥」
「はい。先に運びました!」
「‥それならば‥ 1日ここで休め!それから領内へ輸送機で向かえ。休暇だ!」
「ありがとうございます!」
「残りの損傷具合は?」
「まあ、これらよりはマシですな」
「そうか‥」
流石に、この長距離やっとこさ飛んできて、また領内へ向かわせるのは忍び無い‥‥
「整備士!整備急げ!」
後から来る機体状況を見てから判断するか‥
零戦6機、一式4機損失か‥‥ 戦死8名‥か。
要修理機体が全体の3割、修理が3割、残り 1割が修理不可かで‥向こうでの整備状況が悪かったといえ、かなりの被害だなぁ‥‥
ほぼ問題無い機体は、全て領内に向かってもらったが。修理完了次第向かって貰うか‥‥
ここでも共食い整備し無いと領内へ飛ばせんわ。
「ノブ殿、良いか?」
「何じゃ?」
「戻って来た、飛行機をバラバラにしておるが」
「ここだけで足り無い部品をバラして、まだマシな方の機体へ移植中だ」
「取り外された機体は、如何するつもりだ?」
「いや。まだ考えては無いが‥‥」
「それなら妾の整備隊も手伝うので、いら無い金属をくれんか?」
「まあ、良いが‥‥お主、可笑しな事考えてはおるまいな?」
「まあ、疑われて仕方ないが。我が国も金属は不足気味だ。捨てるなら妾が貰って役立たせる」
「じゃあ、お主に任せる」
まあ、軽く釘を刺して。星型発動機の開発はやめたみたいだしな。




