そんな人数が‥
「あれ。飛行場で何してるの?」
「ミリオタか。お前こそ何でこんな所に?」
「V 1の発射台を見に行く途中よ」
「わしは、ムカンからの難民と武官が来るんで出迎えよ」
「行動が早いはね」
「電報の状況が芳しくなくてな。あれから書面でも送る様にしたのさ。輸送機は毎日ひっきりなしに飛んでおるからな」
「なるほど!少しでも人が来ると良いね」
最初の便が到着か‥武官は最後に来るのか?さてさて。気長に待つとするかなぁ〜。
ん?やたらゾロゾロと人が降りてくるが‥‥
「ノブ!ちょっと!うちのギガントなら非武装の兵員だと詰め込めば120人は乗れるけど‥‥」
‥‥‥‥
「ちょっと聞いてるの?着陸予定機を見るとこの後、ギガントが6機、52が10機だけど‥」
「ふふふ。まさか全機満員って事はないだろ!」
「ご飯は?医療は?休憩場は?」
‥‥‥‥
「補給隊に、連絡して来る!!」
ミリオタに丸投げしとこう‥‥‥
「ん?カランか?」
「お久しぶりです!ノブ殿!」
「まさかお主が来るとはな」
「色々と話す事が有りますが、書面にて纏めてありますので」
「こちらも急だったんで準備がまだまだ整ってなくてな‥」
「いえいえ。受け入れを更にありがとうございます」
「まあ、困った時はお互い様だ!補給隊の指示に従ってくれ!」
「はい。私もこちらで教わっておりますのでここはお任せ下さい!」
さてさて、向こう資料が届いたかな。
個人装備の武器では、我が軍優勢だが機動力は、徒歩か馬に依存している為、攻勢に出る速度は低速。補給部隊も馬に頼る物で防御力も無し。
敵戦車に対しては、近距離からの数発のパンツァーファースト及びRPGで撃破可能。
比較的長距離に対しては、PAK50㎜で対応。しかしながら大型戦車に対しては、500m以下、若しくは側面などの脆弱部を狙わないと撃破不可。
航空機に関しては、97式では格闘戦では対応出来るが、その他は速度、機関砲の威力不足。その為現在は対地攻撃に使用。
零戦は、敵航空機と性能はほぼ互角と思われるが敵数が多く対応に苦慮‥‥
うーむ。まあ、他にも色々書いてあるが、そもそもの兵器開発の方向性は間違ってはおらん様だな。航空機もこのまま供与し続けるとしだ。零戦は可能な限り渡すとして、対地攻撃機は、Ju87は増槽を付けても届かんしな。バラして運ぶか?手間は掛かるがそうするか‥‥いやまてよ。ライオンヤローに渡す月光って、どんなだったけか?
うーん。こんな性能だったんか。これなら空戦も97よりもマシだし対地攻撃にもかなり使えるな。増槽付ければ余裕で向こうに届くし、偵察も可能だな。完成品で訓練させて、ムカンへ送る事にしよう!!それと彩雲と52も渡して、国内輸送用と偵察強化して少しでも戦い易くして貰うかな。
地上兵器は、新たにホキ車をと。2台位ならギガントに積めるかな。北の国での組立が始まるから、これを送ろう。
本来なら戦車を送りたいが重過ぎて運べんしな。
食料状況は、悪化の一途か‥‥国内中交通も麻痺しておるからな。軍属だけで手一杯だろうな。航空輸送もそもそも 1時間おきに離発着しておる状態だしなぁ。それとも向こうの飛行場を拡張させるかな!こっちはまだまだ余裕だし。
後は、この写真らか。ミリオタに意見を求めないとな。




