さて、どうするか‥
「どうするの?」
「ミリオタか‥まずは500km地点に有る敵飛行場を取る事にはなった。うちの部隊も出撃させる」
「そうか〜。今回は準備バッチリだったのに、上手くいかないわね」
「まあ、それが戦さだ。今まで上手く行きすぎた所もある。油断してた訳では無いが、ツケ要られる隙が有ったのも間違い無い」
「そうね。直ぐに行動するの?」
「直ぐにだ。敵もそれに気付けば動き出す筈だ」
「なるほどね。ノブも出るの?」
「いや。先ずはミヤに任せる。我々は制圧後、様子を見てからだ」
「我々も‥私もか〜」
「何だかんだ、戦に詳しいからな。農筋はこの地の臨時代表として、全ての権限を委譲しこの地を任せる」
「あらあら‥部隊は残すよね?」
「当たり前だ!第2隊所属の隊はこの地に残す」
「なら、大丈夫ね。北の国の隊は?」
「う〜ん。ここに残すか‥‥」
「随分と含みがある言い方ね」
「北の国の隊は、どちらかと言うと近距離戦向きな編成だ。長距離行軍は辛かろう。それにライオンの近衛の一部も置いていくしな。なので農筋の補佐をここでしてもらおうと思ってる」
「それなら、ミドリも安心か」
500km地点の制圧は、あっという間。ラーライ軍からの地上攻撃に加えて、うちの空挺隊による空からの強襲。僅か2時間での制圧。帝国は殆ど武器も持ってない工作隊。
飛行場もほぼ無傷で、直ぐに輸送隊による人員と物資の輸送。
うちの第1地上隊も翌々日に、現地に到着。一部故障等でまだ着いてない隊も有るけど、まあいいペースで到着したね。
早速、中間の街から線路の設置。これが終わるまで、空輸が補給を支えるのかぁ。
しっかしここはほんと、殺風景で何も無いわね。。。
どうするのかしら?ここに陣を作るにしても‥‥
「ミヤ。ここの場所は飛行場には適しているが、流石に陣を引くには武が悪すぎるな」
「そうですなぁ。写真で見ては居ましたが、流石にこの地形だと‥‥。飛行場の全周、30㎞離れの各間隔2㎞程度に、ラーライ軍協力の索敵地点を設置します。街道に沿って、50㎞前進し防御陣に適した場所を見つけたので、明日にも向かいますか」
「そうだな。ここは、中間の街に残した第2隊半数を連れて来て守らせるか。戦線が広がると人員不足を痛感するな」
「そうですな。その様に命令を発信しときます」
「わしはここが落ち着く迄、ここの指揮を取るとするよ」
「承知致しました」
この飛行場を殆ど被害なく占領出来たのはいい事だが。本気で作る気も守る気も有ったのか?手作業で工事を進めるのは解らないわけでもないが‥。守備隊の装備も余りにも貧弱すぎる‥。何かわしも見落としておるのか?
はぁ〜。。まさか私が領主の役をするとは思わなかったわ。。。権限を全部私って。。
書類だけでもこんなに有るとは。。。父もこんな仕事量だと確かに部屋から出れないわね。。
ノブは、いつも通り仕事すれば良いからと言ってたけど。。
ここに居た第2隊の半数を占領した地域に移動させろか。軍の権限も私に渡すとは。。農業したいよ〜。
久々に中間の街に来たが、まさかここまで田畑が増えているとはな。ここも農地が広がればかなりの穀倉地帯になるのではないか?
解っては居たが、気候でこんなに差が出るとはな。私の国でも温水が出て温室も作ったが金額も掛かる。冬場も新鮮な野菜が食べられる様になったのは喜ばしい事だが。
雪は兎も角、実験は両国でやっておるが、気温が低くても育ちが良い物を育てなければな。




