表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日!家族で転生しました!  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

355/699

月光

「う〜ん。久々に戻って来たなぁ〜」


「おう!ゆっくり休めよ!1週間位のんびりするか」


「そうね〜。研究室覗いてからそうするわ」


はぁ〜。折角戻って来てからのんびりすれば良いものを‥‥あれじゃ仕事しに行く気じゃ無いか。全く。

さて、わしもミリオタの進捗状況見に行って見るかな〜。


「おーい。ミリオタ!どうだー?」


「あれ。戻って来てたんだ」


「今さっきな。進捗はどうだ?」


「生産にやや苦戦してるわ。電報打つ所だったわ」


「どれ位で、揃いそうだ?」


「後、1ヶ月は掛かると思う」


「まあ、それ位なら。今ミヤが作戦を考えておる。その期間位で問題無かろう。無理せずに進めろ〜」


「解ったわ〜」


まあ、順調に進んでおるかな。さーて。次は二次元の所か。町中もかなり発展して来たな。

よいよい‥ん?掲示板?なになに。

新製品レシピの紹介?

母殿か。何種類も料理が書いてあるな。ほぉほぉ。美味そうだ。写真を載せて丁寧に作っておるな。これを見ながら作るって事だな。わしも料理などこだわった事無かったから、あの家族が来てからは、飯が楽しみになったな。領内は至って平和だな。


「二次元!元気か〜?何だこの飛行機は?」


「今、作ってる新型機だよ」


「あー。前に話してた、双発機ってやつだな。中々の大きさだな」


「どうしても、亜人族の人は身体が大きいからね。今の技術力と資源的に双発機だとバランスが良いからさ」


「これの武装はどうするんだ?」


「うーん。モスキートって戦闘機の記憶探れる?」


「暫し待て。おー。あったぞ」


「イメージはそんな感じ。戦闘、偵察、対地攻撃が出来る感じで作ろうかと」


「なるほどな。それで良いぞ。その代わり解っておるな?」


「解ってるよ。うちが持ってる航空機より性能は低めで。そもそも空中戦では零戦に勝てないし、対地攻撃のみだったらJu87にも劣る。でもこいつはバランス的には良いからエンジン出力も落とした物にするし、航続距離もJu87程度にするよ」


「それで良いぞ。我が軍で使う時も解っておるな?」


「簡単な改修で高性能型」


「解ってれば問題無い。1型は供与用。2型は高性能型だ。名前は月光にするのか?」


「それで良いんじゃないかな?」


「じゃあ、こいつは月光だ!」


どうやら問題無く、進んでおったな。至って順調に進んでおったわ。

田畑の様子も問題無さそうだな。大分ここも田畑も広がって来たな。少し前まで何も無い荒地だったのに。ムカンの連中の訓練も見に行ってみるかな。

おーおー。やっておるな。96戦も大分飛んでおるな。空中戦の訓練か。順調に行っておるようだな。さて、親父殿にも顔出さんとな。


「ただいま参上!元気にしておるか?」


「これはのぶ殿。帰って来たんですね」


「ミドリにも休暇をやらんとな。お主ら家族全員は働き過ぎじゃ」


「どうも現代人は、それが普通になったしまってますからね」


「親父殿も机にばっかおらずにたまには町に顔をだせ。民の顔を良く見渡せ」


「解っておりますよ。週に一度は、町へ行ってますから」


「それが良い。外政、内政はどうだ?」


「内政は、効率化を図ってますが、やはり人手不足はどうにもなりませんね。人口は右肩上がりですが、やる事は多いです。生産品の輸出がかなり多いので、財政は潤っていますし、町中でも経済も回ってますね」


「それは大いに結構な事だな」


「外政っと言っても、北の国、ラーライ、中立国とは、問題無く行っておりますかな?」


「何かあるか?」


「いえ。北の国は向こうからの輸入品が増えて来てますので収支バランス良いと思いますが、中立国は、まだまだこちらからの輸出が多い傾向ですね。向こうの財政がどうか解りませんが、向こうからの輸入は頭打ち状態です」


「まあ、まだ自国の立て直し最中だからな」


「はい。ラーライも木材が大半の輸入でこちらから輸出量が多く偏ってますね」


「そっちは、領内の開発まで手を差し伸べてないからな。戦が終われば手が回せるが今は北の国だけでこちらも手一杯だからな」


「まだまだ戦は続きますか?」


「こればかりは、相手次第だからな。向こう側が降伏してくれれば良いのだが、そう易々とせんだろうし、ましてやこちから占領する迄の国力は無い。相手の自滅まで待たなければならんからな」


「そうですか。長引きそうですな」


「長引く前提で対応をお願いしますぞ。親父殿」


「解りました」


交易もまあ順調に行えておるな。早く終わらせたいが、こればかりは‥。今度行う、帝国の攻撃でどう動くか?それ次第の所はあるが、それでも降伏は恐らく無い。一度でも振り上げた拳を何もせず下ろすことは出来ない。となればこちらへ攻撃を再開するしか向こうには手が無い。今度こそ、その攻撃で壊滅的な打撃を与える事が出来れば、可能性はある。そこまで待たなくてはな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ