たまには帰るか
のぶ殿に作戦立案を任されたがさてどうしたものか。
一式陸攻隊は、海からの新型爆弾と魚雷攻撃は、良いとして。問題は帝都に焼夷弾を投下するにも52とギガント。搭載量は申し分ないが、いかんせん足が遅すぎる。夜だと目標を見誤る可能性が高い。しかし夕暮を狙うと敵戦闘機に捕捉される危険があるな。。。
帝国の街道付近をこちらから攻撃を行い、こちらに目を引き付けるしかないな。そうなると零戦の航続距離は問題ないがJu87だと足が届かんな。500km地点に一度、補給をさせれば距離の問題無いが爆装は無理だな。搭載の砲での攻撃となるな。どの程度被害を与えられるか。その方向で行けば帝国内に空襲を行えるかな。待てよ。供与予定の98式こちらで使用し途中補給させれば、50kg×2爆装なら届くな。
我が軍初の大規模空襲になるな。
のぶさんから、密輸路を広げろと言われた時は焦ったが、どうも人をこちらに呼び込みたいだな。それなら良かった。帝国内でも我々連合の方針が市民まで、噂が届いてこちらに来たいと話は来ていたからな。私とてどうにかしたいと思っていたが流石に資金が足りなかったから如何にも出来なかったけど、今回のぶさんからの提案でこちらに呼ぶ事が出来る!帝国に居ても未来は無いからな。。。早い所、作業員を集めて工事を進めなくちゃ!
のぶに畑の件、相談したら高射砲塔の回り10km程度、適してる場所を探して良いぞ!って言われたけどどんだけ広い畑を作る気だろ。。。流石に軍に協力して貰ってシュトルヒを飛ばして乗っかって調べたわ。でも帝国方面は完全に適して無いわね。開拓地をうちの領地方面に広げた方がいいわ。今だに、耕作機は使うなって言われてるけどこんな広い土地を手作業でやる気かしら。。。
はぁ〜。新型爆弾の製造に時間が掛かってるわ。。。水圧感応型管が作動しなかった場合に備えて、化学式時限菅も付けてみたのが生産性を下げてるわ。まあ中途半端な物作って失敗するよりは、万全に準備した方が良いもんね。のぶに時間が掛かりそうって、エグニマ電報打っておかないとなぁ〜。
最近は皆と会う機会が少なくなってしまったな。いつも一緒だと五月蝿くて煩わしと思った事もあったが、こう静かすぎると寂しく感じるわい。一度、農筋を連れて領内に戻るかな。ミヤには悪いがな。
「農筋よ。近々一度、領内へ戻るぞ」
「何か急ぎ?」
「いや。ただの休暇よ。お主も休んで無いだろ?骨休めさ」
「あー。そうねー。戻ってゆっくりしたいね」
「明日にでも戻るぞ。準備しとけ」
「解ったわ」




