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ある日!家族で転生しました!  作者:


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トンネル

今日は、のぶが言った通り4人で山へ向かう事になったわ。リヤカーに使いそうな物を積んで。1時間は、掛かるらしく早目の出発だ。

この山も私達の領地内になっている。思ってたより広い土地。畑から小川を超えてから、平原が広がっている。ここも畑に出来ればかなりの収穫が出来そうね。まあ、人手が足りないけど。

やっと着いたわ。確かにこれは登れない。草木も何も無いわね。


「親父殿、何処がトンネルを造るのに最適か解るか?」

「うーん。鑑定!こっちだな。ここだな。800m掘り進むと向こう側だ」


お姉ちゃんも鑑定を使って山の中を見て居るようだ。


「さて、試しにツルハシでやってみるか」

「どう?お父さん?」

「いや。これは硬すぎる。何の岩だ。現代の掘削でも時間が掛かるぞ」

「のぶどうするの?」

「そこでお前さんの出番だ。試しにそうだな。固い地面を開拓するイメージで何か出来ないか?」

「うーん。イメージ。」


物凄い音がしたが、粉々に砕けた!?


「ふふふ。どうにかなりそうだな?」

「そう。私土魔法使えるの?」

「いや。俺の知っているのと違うな。試しに、土壁は作れるか?」

「何も出ないわね。土魔法なら出るの?」

「そうだな。お前の魔法は間違いなく農業に特化したものだ」

「まあ、トンネルが掘れればいいか」

「俺も微力ながら手伝うぞ」


それから私は、砕いては砂利を一輪車に積み、外へ出しお父さんはそれをリヤカーにそしてついでにその砂利を道を作るのに撒くとを繰り返し。途中石の色が変わったので、お姉ちゃん見せてからの昼休憩中。


「あの石は何だったの?」

「硝石よ」

「ミリオタまじか?」

「ええ。近くで見れて解ったけど恐ろしい山よ」

「恐ろしい?」

「私の鑑定だと、わかりやす物だと、石炭、銅、錫、亜鉛等の資源の塊だわ」

「何処が恐ろしいの?良かったじゃん使えそうな資源が手に入って」

「まあそうだけど、こんな普通に考えられないわ。地質の事はよく知らないけど、私達の常識ガン無視の状態よ。お父さんは道作り中止。籠ごとに、種類を分けるわよ」


午後もひたすら繰り返し。。。

あー疲れた。10m位掘れたわ。これなら8日有れば、向こう側に着くね。



今日も穴掘りですがなー。新装備の防塵マスクと大型ふいごに、丸太の両サイドに棒を付け地面を固める道具。

竹筒をパイプ代わりにして、新鮮な空気を中に送る。

鉱石をガイさんに持っていったら、興奮して、助っ人に来てくれた。

お姉ちゃんとガイさんで交代でふいごを吹いてもらう。

お父さんは、その姿を見て「大脱走」って喜んでたわ。昔の映画で興奮して話してくれたわ。

作業場では、素焼きレンガの作成が始まった模様。それを材料に、大型の炭作り炉、更に耐熱レンガを試作中。試作品が完成すれば、溶鉱炉を作る予定らしい。

和紙も少量だが作れる様になったわ。たまたまお母さんが旅行先で、体験学習をしていてね。

畑の方は、馬鍬も完成して土づくり中。作業性もかなり上がったわ。

そして遂に、サイズは子供用だけどやっとトンネル開通!!!!

幸い向こう側は、森の中。これからの準備をするのに、大広間へ集合!

爺の話で南の初代とは、お父さんとは面識があるとの話しで、最後に会ったのは私が生まれた時にお祝いにきて頂いたとの事。


「それでのぶ殿、どの様な作戦で?」 


「まずワシと農筋とで赴く、親父殿は公式の書面で農筋の身分証明書の作成をお願いする。それと軽い挨拶文だなそれと農筋には、さつま芋の苗木を数本と育て方の説明書の用意、先ずはそれだけだ」


「のぶ殿の身分証明書は?」


「それはいらんな。奴とは何度も同じ戦場に立った間柄。2人しか知らない話をすれば直ぐに解るさ」


「明日の朝までに証明書は、用意しよう。さつま芋の苗木はどうだ?」


「そろそろ農家に配ろうとしてたんで、沢山あるわ」


「では、明日の朝出発で良いかな?もし不測事態があったら?」


「安心せい。あの商人の右腕に話は聞いておる。治安も良く、心配する事はないとの事だ」

「では、それでお願いする」

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