結果は?
「ミリオタよ。落ち着け!」
「解ってるわよ」
「上に立つ者が、堂々としておらんと不安は下の者に伝染するぞ」
「うーん」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「夜が開け始めて来たな。うまく行ってればそろそろ帰ってくる予定だ」
「電探に感有り!距離420km!機数36!」
「無事に戻って来たわね!」
「まだだ!ちゃんとお家に着くまでだ!」
「何か腹立つわね‥‥」
「飛行場に迎えに行くぞ!」
‥‥‥
「見えてきたな!ん?煙を噴いてるのが数機いるな!?攻撃を受けたのか!?」
「攻撃隊、損傷を受けましたが全機帰還しました!攻撃は成功です!」
「良くやった!!負傷者は?」
「数名おりますが軽症です!」
「明日、詳しい話を聞く。今日はゆっくり休息せよ」
「はっ!」
うむー。機体のやられ具合だと高射砲か??詳しくは明日報告をだな。
‥‥‥‥‥‥
ふむ〜。。。
「報告書で何か解った?」
「直接、話も聞いたがな。どうやら敵も航空機で迎撃しようとしたみたいだな。結局敵機は明後日の方向に飛んで行ったみたいだな。それと帝国の街道沿いに高射砲を数十門配備してるみたいだな」
「うーん。それで被害が出たのね。そうなると敵機には電探が無いって事かな‥‥高射砲はたまたま当たった的な??」
「うーん。そうなるな。目標の3ヶ所は破壊したみたいだが、実際はどの程の損害が出てるか不明だなぁ」
「まあ、何かしらの打撃は与えたと思うんだけどな」
「そうだな。少し時間を空けて強行偵察を行ってもらうか」
うーん。これも爆発したな‥‥これで3回目だな。。中々難しいな。。耐熱合金溶けてる。。問題点は解ってるんだがな〜。またさくらに合金作ってもらわないとなぁ〜。
ユモ 004風ジェットエンジン‥‥。これも少しずつ試作していくか〜。さくらは中間の街からいつ帰って来るかわからんから他の事をやっておくか。そろそろ4発の大型機も挑戦してみるかな〜。
大分涼しい季節になって来たな。もう時期冬か。
「大分、進んできたな?」
「はい。王女様。各長より順調に計画が進んでいるとの報告です」
報告書より順調に計画が進んでおるな。各現場も見回ったが、相違ないな。まさか貯水池迄も完成はしてないが整備に入り始めたな。廃温水熱が思ったより高く、飲料や農業用水に適さず一度冷やす為に作ったか。時間短縮で地形を利用して方式だ。工事用車両がここで役に立つとはな。更に飲料と農業用水に二手に別け農業用水に魚の養殖を始めるとはな。オータから稚魚の輸入に繁殖のノウハウも仕入れていたとはな。やるな文官達も。これで湖からの水路も合わせれば水問題は全て解決だ。さて、妾はどうするか。雪が本格的に降り始めると陸路でしか移動出来なくなるからな‥‥。変わった我が国の初の冬だ。離れるわけにはいかんな。
その間に考える事も多いな。今は戦の最中。委託製造で仕事には困らんが戦が終わったらこの製造は無くなる。無くなった場合に備えての事も考えなければな。オータを真似してる限りこれ以上の発展は望めない。我が国独自の生産物を考えなければな。。。




