欲しいものばかり
工作機械等かなり届いたな。急ピッチで工場を建てておる。ギガントを回してくれたお陰で資材も十分にこちらに届いておるし、我が国の52もフル稼働だ。
砂鉄や泥炭の備蓄も総動員で対応だ。小型炉のお陰で菅作りは既に始まっておる。小型炉のお陰で泥炭の乾燥も早いペースで行えている。更に小型炉を模倣して倍の大きさの炉も作製中だ。これが完成すれば更に生産力が上がる。熱を出す工場を一つに纏めて、その熱で乾燥か。効率的な発想だな。
これなら泥炭の加工もレンガもスムーズに作れてる。火落とすと立ち上げに時間が掛かるので、夜中も作り続けておる。この進捗率なら冬前にこちらに温水菅は設置出来るな。今年は暖かい冬になりそうだな。
この温水菅はかなり使えそうだな。各長から提案がかなり来ておる。いい方向に向いてきておるな。これらが完成した時が楽しみだ。
此奴らに任せておけば問題無さそうだな。妾も領主に挨拶しに行くか。
まさか、早期警戒管制機を作るとは‥連絡が来た時は、驚いたがな。テスト機とはいえ、一式陸攻に大型電探を取り付けるとは。これが機能すれば効率的に飛行隊を運用出来るが。帝国は何処まで技術が進んでおるのだ?偵察機は飛ばしておるが、中間の街を落としてからはパッタリと無線も止まっておる。無線封鎖でも行っておるのか?不気味な静けさだが。。のぶ殿にも説明したが気にするなと言っていたが。。。
すっかり忘れて居た暗号機。これも完成させないと不味いわね。記憶を思い出しながら設計図を書きますか。
我ながら下手くそな設計図ね。理屈は解ってるんだけど。。兄さんに修正して貰って完成させて貰わないと。。。
資源の確保は、鉄なら北の国からも目処が立てば輸入出来るから、それ以外の鉱脈を更に見つけないとダメね。領内ももう時期鑑定する場所も無くなる。そうしたらどうすればいいかな。中間の街には前線だからね。それとも旧中央領内近辺を探そうかな。あの辺りは行った事ないから。それともあの森を空から見てみるか?火山跡地にも資源があった事だし。。森を探す方が良いかもな。誰かにシュトルヒか52を飛ばして連れてって貰おう。
「あれ!王女様!」
「おう!これはこれは次期領主よ」
「どうしたんですか?!?」
「まあそんなに警戒するな。現領主殿に今までの協力の礼をしにな。これは何じゃ?新しい戦車か?」
「いやこれは、新しい工事用の車両足回りです」
「ほう。工事用か。型が全部違うな?」
「用途に応じた物ですね」
「これは、欲しいなぁ〜」
うわーやっぱり‥‥
「まだモックアップなので完成したら各1両づつお送りしますよ」
「すまんな!助かるぞ。夕食はゆっくり海の幸を楽しんでくれ」
海の幸???
久々に刺身やら干物食べたな〜。
「あれは、ムカンの連中か?」
「そうです。飛行機の操作訓練中ですね」
「あの少し大きい機体も送るのか?」
「その予定です。航続距離を伸ばした機体を送る予定ですね」
「記憶にない機体だな」
「今は2機しか無いですね。作ってみたものの今の戦術に合わなかったので生産継続になりませんでしたが供与可能な機体で航続距離が長くなるのはあれしかなくて」
「なるほどな」
やはりこの領内に居た方が色々と情報は取れそうだが‥中間の街も気になるところだがミドリ姫以外はここに戻って来てるのか。さて、妾はどうするかな。。そう少しここに居るかな?




