判断に困るな
「そろそろ中間の街に戻りますか〜」
「そうね。領内の仕事もひと段落したし。次の52で戻りますか〜」
‥‥‥‥‥‥‥
「空から見ると大分開拓が進んでるわー」
「そうね。緑の田畑も増えて来てる!」
‥‥‥‥
「お帰り〜!初外交お疲れ様!」
「のぶめ!」
「ははは〜。自覚を持て!農筋は合格!笑」
「空から見たけど、大分開拓が進んできたわね」
「皆んな頑張っておるからな。高射砲塔自体は完成した。武装化も進めておるぞ」
「私は見回りしてするか〜」
‥‥‥
「お姉ちゃんと私の報告書のぶに渡しておくわ‥」
「ミリオタめ。まだまだだなー」
どりゃどりゃ〜。女狐め。工業化が進みそうじゃないか。2人を送った甲斐があるな。目処が立場、我が国の負担も少しは少なくなるな。この感じだと今年の冬位には上手く行くかな。こちらからの委託生産品をどこまで増やせるかに掛かってるな。人員はうちで経験させた奴らも戻ってもおるから、そこまで混乱はしないだろ。火山跡地より大きな物を見つけたな。向こうの準備が整い次第、話をしてみるか。
うーむ。北の国からの注文が止まらんな。。トロッコ列車は1日1本出し。今は木材を輸送して貰っとるけど。ギガントで運び込んでるけど1機じゃ足りなくなって来たな。もう1機飛ばすかな。ギガント10機体制だけどどないするかな。もう5機程作るか?そうしないと空輸に障害が出そうな勢い。でもな〜。ある日物量が減ったらそれはそれで困るからな。52で細かく輸送の方がいいかな〜。迷いどころだ。
まさかの輪廻転生ってやつか。私がそうなったのにも何か理由があるばす。しかし驚きの世界だ。あの信長に、宮崎中将、菅野まで来ているとは。それと更に未来からの人達まで。身体がもう少ししたら全快するだろうからそうしたら話を聞きに行くか。看護士からも色々話を聞いたが、元の世界とはかけ離れている所と同じ所もあるな。どうやら今の領主になってから劇的に生活が変わったとの話だな。この家族達が更に先の未来からの人達か。その内、挨拶をしに行かんとな。
レンガ大量生産の結果がようやく出て来たわね。開拓団の家が少しずつだけど建ってき始めてるわ。全く。まさか高射砲塔を魔改造してあんな物作り始めるとは‥。あの作りだと、あれをそのまま戦力にする気ね。籠城戦を意識した作り。でも何故かしら、いつもだと地形を利用した作りにするのに今回は平らな部分に。どっちかと言うと開拓してる緩やかな斜面を利用するのに、なぜかしら?
キャッサバ苗木も大分増えてきたわね。このまま苗木をどんどん増やしていきますか。水路も第1計画の所まで出来てるし。貯水池も大分水は溜まってきたから農業用には問題無いわね。飲料水も噴水の所から採れるようになったから、それは問題ないわね。水車小屋も建てていかないとかな〜。
高射砲塔が完成して、兵達の士気も良くなったな。半数近くは領内へ戻って行っておるが。ゆっくり休める場所があるだけでかなり違う。
ここでの戦いは、恐らく来年の夏位か?今回も相手の動きに合わせての対応か。守りってのは辛いな。
「次期領主様!カラン隊長から面会の依頼が来ております」
「カランさんから?」
何だろ?珍しいな。直接話すなんて。
「どうしました?」
「お忙しい所、申し訳ございません。本国からの書面が来ましたので内容を共有したくお伺い致しました」
「解りました。どうぞお話し下さい」
「はい。では。」
現在、帝国軍は完全に進軍を停止。戦線は膠着状態となっております。しかしながら帝国軍は撤退では無く、各地域で塹壕掘り防御を固めております。我が軍は遊撃戦にて対応しておりましたが防御固めている敵に対しては、火力が不足しており、攻略をする事が出来ず、戦線の突破が出来ません。御国との距離を考えますと重火力兵器を我が国持ってくる事も出来ず何かいい対応がありましたらご伝授をお願いしたいと。
「以上です」
うーん。確かにそれだと供給してる兵器だと厳しいな。強行すると塹壕戦になって無駄に被害が出るな。かと言って戦車は運ばないし、せめて野砲を渡せれば攻略出来るか?それもかなりの数が必要になってしまうな。
「今すぐ答えが出ないので少し考えさせて貰えますか?」
「解りました。是非お願い致します」
また、中間の街で皆んなに話をするかな。。




