まさかの?
「どうなっておるのだ?」
「あの発射速度、我々の兵より扱いが慣れてる様な‥」
「本当に1人なのか!?あんなに弾幕張られてしまうとパンターでもやばい」
どないするか?ライオン目!弾薬類はどんだけ奪われたんだ?うーむ。
「私が相手の左側面に回り込む」
「大丈夫か?じゃあ我々は正面右方向から半包囲する様に回り込む。歩兵隊再度前進するぞ」
ミカなら相手さえ見つけられれば、1発で終わりだろ。
何処おるんじゃ!?
(ヒュルルルルル〜)(ヒュルルルルル〜)(ヒュルルルルル〜)(ヒュルルルルル〜)(ヒュルルルルル〜)(ヒュルルルルル〜)(ヒュルルルルル〜)
「戦車砲!右側面に撃ち込め!歩兵隊!右側面に発砲!」
八九式重擲弾筒の発射が止まったのか?!弾切れか!?
「前進しろ!」
(パン!)
ん、!、?、98の発砲音!ミカやったのか!?
「戦車停車!歩兵隊!いまだ!進め!!」
「ミカ!!大丈夫か!?」
「大丈夫!こっち!」
「何だこいつは!?ボロボロじゃ無いか!」
「ミカ良くやったな!偉いぞ!」
「歩兵隊!こやつの身分を調べろ!」
「こりゃー酷いな。そもそも怪我だらけじゃ無いか。よくこんなんで戦っていたな」
「調べたら丁重に埋めてやれ」
「うわーーーー」
「まだ生きてる!!」
「はぁ!?取り押さえろ!!」
「暴れるな!!うぉー!あぶな!銃剣に気を付けろ!」
「こいつ!強いぞ!囲め!!」
「後ろから蹴り入れてやれ!!」
「うそぴょーん!」
何なんだこいつは!!
「取り押さえました!!拘束します」
「ゥーン‥ヴーン‥」
「ミヤどうにか捕まえたぞ」
「何なんですかね??ここを死守する場所では無いんですが‥」
「こいつを連れて帰る。着くまで生きていたら話を聞くさ」
「何だか舩坂の様な戦いぶりのハーフ人?でしたな。特に目の鋭さが恐ろしい」
「舩坂?記憶からっと。ほうほう。恐ろしい奴だな!」
「ヴーンゥーン‥何故私の名前を‥‥」
はぁ???
‥‥‥‥‥
「ゔーん‥」
「目が覚めたか?頑丈な奴め!!飯は食えるか?」
「ここは?」
「中間の街付近の我が軍の高射砲塔と呼んでる軍施設だ」
「軍施設?過去に戻ったのか?アンガウルは?」
「まあ、落ち着け。ここはお前の味方だ。それだけは覚えとけ。まずは身体を治せ。飯は看護士に運ばせる」
しかし恐ろしい身体能力だな。頑丈な奴め。詳しい話は、本人が回復してから聞くとするか。転生前の情報だと、こいつは化け物だな。
これでハッキリしたのは敵にも転生者が居るって事だ。今までの流れからも居るとは思ってたが、これでハッキリした。少しはこっちの対応がし易くなるかな。




