少しの落ち着き
1日1回の帝国領に向けて、偵察機を飛ばしてるが特に変化なしだな。ラーライからの地上偵察からも変化無しか。これは間違いなく攻勢は見当たらないな。のぶ殿の予想と同じになるか。この辺りを開拓し始めてるし、本当に攻勢は無いのかな?余り油断してると前みたいな戦いになるのだけは避けなければな。
そう言えば司令部を作るとも話していたな。兵もゆっくり休める様にと。本当にそれだけなのかな?あの人の考えは今だに読めんな。。
のぶから自転車とリヤカーをくっ付けた三輪車の乗り物。物資等を運ぶ用。輸送機に積める様に分解して組み立てられる様な奴。
えらくざっくりした指示だな。そういやここでは自転車作って無いな。これ位なら直ぐに作れるから問題無し!
さくらからは、炭の輸送中止。褐炭を使うから!炭の輸送が無くなると大分楽になるな。分解したシュトルヒを輸送しとくか。
加工炭?ふむふむ。確かにこれだと繊維的な植物が有れば作れるって事か。木片とかただ燃やしてだけだから、集めさせようかな。雑草とかは‥みどりが堆肥にしてたからそれは止めよう。を更に炭自体も加工可。嵩張らなく保管が楽になるな。
待てよ?北の国で泥炭も取れたらしいからこれも加工出来るのでは??分けて貰ってテストするか。
工事車両へ改装したテケは、北の国の人に渡して、火山跡地へ運んで貰ってと。これで採掘し易くなるだろう。
新規開発も三輪車自転車だけか。それなら航空機用の発動機を更に馬力を上げる試作をしてみるか。
後は、九六式十五糎加農か。1番強力かつ長射程。折角作ったからこれも考えないとな。今ある3砲は完全に固定式にしてあるから、これを移動させる事が出来る様に新たに作るか。トロッコ列車での移動が速いけど、レール引かないといけないデメリットがあるな。かと言ってそのまま牽引するにしてもパンター2の車体を使うかな。
あー。そうだ。無線機とレーダーの性能も上げなきゃだったな。これが1番先かな。
次に作る次期戦闘機、攻撃機、陸攻も考えておいた方が良いのかな?うーん。ミヤさんに聞いてみるか。パンター2以外でも必要な物あるか、これも聞いておくか。
高射砲塔建設現場に来てみたが、基礎工事が始まっておるな。よしよし。水路の方も見に行ってみるか。
何じゃこの緑色の大きな実?か?コンコン。硬そうだな。中に水?が入っとるのか?チャプチャプ言っとる。
「あれ!もう戻って来たの?」
「おう!農筋!これは何じゃ?」
「ヤシの実よ。色々な用途に使えるよ。中身飲んでみる?」
「おう!飲んでみる!」
何じゃこの味。飲んだ事ないぞ!美味いなー。
「ココナッツって奴か?」
「そうそう。色々と加工出来るし、その実自体も使い道用途があるわよ」
「森の中にあったのか?」
「群生地を見つけたから、かなりの量が取れそうよ」
「そうなると加工場を作らんとな」
「そうね。まあでも実まんま領内に送った方が向こうなら直ぐに加工出来るわよ」
「そうだな。今はそうするか!その内に建てれば良いな」
今は、水路、畑、建設に集中した方が効率も良いかな。さて、ミリオタの所へ行ってくるか〜。
レンガ焼場もそこそこの規模になって来たな。建築ラッシュだからな。あれ。何じゃこの茶色のは?記憶を見るか。褐炭?石炭より質は悪いが燃料になるのか。そういや炭の輸送を止めてたな。これか。トロッコへの負担が減るな。ミリオタは何処じゃ??王女と一緒に居るのか。。戻るとするか。
今日は、さくら姫と行動を共にしておるが泥炭、褐炭、石炭か。似た様な性質の燃料がある物だな。その性質は大分違うが。ここで燃料となる物が取れたのは大きいな。その場その場で細かく対応しておる。知識が豊富って事だな。
「さくら姫。他に何か見つかりそうか?」
「私が行ける範囲だともう何も無さそうですね」
「そうか。余り遠くても今は戦争中だから仕方ないな」
「そうですね!後は、レンガ生産と褐炭の採掘を監視位ですかね」




