新たな作戦開始
やっと希望が通ったぞ。余剰兵器の操作が出来る。早速、兵を集めて操作を覚えて貰うか。
敵も強力な戦車を保有してると聞くな。ハ号だと厳しいと。これで終わりと油断しておると、あっという間に置いていかれてしまうな。パンター2もその内に、置いておかれるのか?更に強力な戦車を?キリがないではないのか??
区割りした農地予定地に来たわ。流石にあの人数をいっぺんに対応出来ないから、辛うじて農業経験者から20名程度で少しづつやって行きますか。まずこの人達に教えてから、他の人へ教えるパターンにしないとね。農具も輸送されてきたから渡してと。水路が完成した所から徐々にやって行きますかね〜。
「のぶ殿、ムカンからと来たと名乗る物が面会を求めております」
「ムカンからだと?面会するぞ」
「初めまして。のぶ殿。お忙しい所」
「お主は何者だ?」
「近衛臨時編成隊隊長、マカラの弟。ミカラと申します」
「弟だと?」
「はい。兄がこちらに世話になってると思いますが」
「ここにはおらんが直ぐにここへ呼ぶぞ」
「それは後程で。我が国への支援、誠に感謝しております。帝国の進撃は止まっております」
「そうかそうか」
「つきましては、あと一撃が欲しいと、言うのが本音です」
「と言うと?武器が足りないか?」
「はい。我が国は、遊撃戦にて食い止めておりますが、攻勢に出る程の武器弾薬迄は‥」
「なるほどな。食い止めるのが精一杯か」
「残念ながら。しかしこちらで訓練を受けた者の活躍目覚ましく、足りない物は頭を使って多大なる戦果を上げております」
向こうの状況が要約見えて来たな。話を聞いたが状況を逆転させるには、武器弾薬の大量輸送しかないな。奴の道のりだと、ここから約900km程度の場所は、奴等の勢力範囲内であるな。まあ距離に関しては、測った訳ではないがので馬の移動での泊数からの算出だがな。52にならギリ往復可能。ギガントだと計算上は、フル満載で片道100〜200km余裕がある程度か。
1度、一式陸攻で偵察に出さないと不味いかな。余裕でこれなら往復出来るし、零戦も増槽を付ければ問題無し。
向こうに飛行場の建設を検討してもらわんとどうにもならんからな。
先ずは、残ってる、近衛臨時編成隊隊長マカラ、近衛臨時編成隊副隊長カラン、士官候補生、難民志願兵に落下傘での訓練を命令。勿論、ミカラもな。
1カ月猛特訓して貰って、52が往復可能ギリギリ地点に落下傘降下。同時に飛行場を作るのに必要な、スコップや鶴嘴、無線機を空中投下。飛行場に適切な場所を探し出し、工事開始。1週間毎に一式陸攻を飛ばすので、無線機によって、情報を共有。
飛行場完成後、先ずは52で燃料を輸送し備蓄を開始。
時期を見て、ギガントによる武器弾薬を輸送。勿論、52も使って。ギガントは給油後に戻って来ると。ギガントがその時まで何機完成してるか分からんが、これで一気に送り込むと。武器弾薬も更に増産をせんとな。