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思ったより多い

さて、ちと早いが農家募集といきますか。


家付、土地付き、農業指導付き。

開墾後、3年間は納税無し。

その間の最低限の衣食住は保証!

貴方も農業へ!


こんなもんかな。取り敢えずこれで、募集してみますか〜。


「のぶ!お前は何、勝手な事をやってるんだ!」


「何だ?ライオン!うるさいぞ」


「うるさいじゃない!あの募集は何だ!」


「何だって、農家の募集だが」


「1000人近く応募があったぞ!!」


「へぇ?そんなに??」


「そんなに?じゃ無いわ!問合せがこっちに来て、てんてこ舞いだ!どーするんだ?」


「まずは、家族構成と番号を与えてくれ。そして、家族構成を聞きながら、判断して番号で土地を割当すると伝えろ!」


「あぁ〜。解った。ちゃんと頼むぞ!」


思ったより来たな。ちょいと焦ったな。でも嬉しい誤算だ。


ライオンの所の文官も中々やりおるな。仕事が早い。募集した奴らの中でも家族持ちが先ずは優先だな。それと今は仕事がない奴、単身者と。区割りした土地を割り振って。家はまだ建ててないので、今住んでる所から通いながらだな。建物はこの街の建築屋に、レンガを使用した家の建設を依頼と。

領内に頼んでおいた農機具を渡してと。農筋だけじゃ手が回らないから、ライオンの軍とうちの軍の農業経験者を補佐につけてと。育てやすい物からやって貰おう。


「おい!のぶ!」


「また何じゃ。わしは忙しいのだ」


「農家の募集の件なんだが、捕虜からも希望が出ておる」


「捕虜から?あいつらは、帝国に家族がいる連中だろ?」


「いや。まあ。そうだが、職業軍人捕虜からもだ」


「はぃ?」


「そいつらは、貴族でも三男、四男達だ」


「あ〜ぁ。戻っても家も継げないし、戻っても仕方ない連中か‥」


「そうだ。帝国に家族を残した連中の中にも希望者もおる」


「う〜ん」


貴族は兎も角、帝国に居る家族をどうやってこっちに連れて来るか‥‥。うーむ。密入国させるしか無いよな〜。ムムカに言って、表向き奴隷として買わせるかな。


‥‥‥‥‥


ムムカに話をして、奴隷として連れて来る事にしたわ。関所の帝国兵には賄賂を渡して。金が掛かってしまった分は、その家族の借金として、収入が入ったら徴収と言う事で納得したからそれで行こう。それに合わせて、奴隷を買う名目で中野学校出身の奴等を貴族にふんして帝国に送り込んで、諜報活動をさせるかな。

希望貴族は名を捨てる事を条件に、平民へ戻ると。読み書きが出来る奴等だから、農家だけじゃ無く、他の職種も斡旋。本来なら開拓地域の管理とかをやられたかったが、これでは貴族がまた平民の上にって構図になってしまうから、それは無理と。

残った捕虜達は、どーするか。本人達もまだ答えは出せておらぬからな。こいつらは当面、土木工事の頭数として扱うしかないな。人手は多いに越した事ないしな。

レンガを更に使うだろうから製造者の募集も行うと。少しずつ金が回り出すぞ。その資金は、宝石類の売上からの予定だ。そういやアクセサリーとかは出来たんかな。こっちにまだ来ておらぬが。



軍の休暇ローテーションは、このままで良いな。敵からの攻勢もないままか。偵察にも引っ掛かからない。このまま維持だな。戦闘機も零戦に変わったので、96を予備として保管。操縦士は今の所、領内で人的資源は問題無いな。戦車もハ号は保管状態。パンター、ヤークトパンターが主力だ。パンター2が配備されれば更に強化になる。88mm野砲も少しだが送られてき始めておるし。ホキ改もな。余剰兵器の操作を教えろと北の国王女に言われておるが‥‥のぶ殿に相談してみるか。。。


「のぶ殿、王女から余剰兵器の操作を教えろと話が来ておりますが」


「あー。前々から希望してたからな。まあ良いか。どうせ動かして無いんだから」

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