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そうとなれば、ムムカくんにお話しないとなぁ。


「ムムカくん!アクセサリーを買い取らないか?」


「アクセサリー?領内で出回ってる物は既に買い取ってますが?」


「今度は、宝石付きだ。これから作らせる予定だがな」


「ほぉほぉ。良いですね。まあ現物見ないと何とも言えませんが」


「密輸ルートは、まだ生きとるのか?」


「まぁ‥‥」


「やだねー。貴族って奴は」


「そうですね。戦争になっているのに、特に高級貴族は今までと大した生活の変化は無いと噂を聞いてますね」


「高級貴族か。。」


「はい。あの人達は、この戦争が起きても我関せずみたいですよ」


「う〜む。それなら人材の数も沸騰に達したのかな」


「はい?どういう事ですか?」


「いや。何でも無い」


この戦いは、変な意味で面倒くなりそうだな。


うーん。どうするかな。この感じだと当面は帝国の攻勢は無いな。小競り合い程度はあるかも知れんがな。気になるのは相手の兵器の強力化程度だな。

戦略や戦術に関しては、それ程では無いと見たな。ミヤとも話しておくか。それと時間も稼げそうだから二次元にも連絡しとくか。



「次期領主様!のぶ殿より、連絡です。書面にて」


「はーい。ありがとう」


何だろう。ヤークトパンターの製造を中止して、パンター2の生産を開始せよ。パンター1の生産数を落としても可。

ん?どうしたんだろ。急に。それならそれでこっちは構わないんだけど。うーん。思い切って、パンター2に全て切り替えるか。それの方が全体的に生産性上がるからな。


ギガント風の1号機が完成したぞー。テスト飛行して貰おう〜!



「ミヤ。今大丈夫か?」


「大丈夫ですよ。どうしました?」


「この感じだと、当分帝国からの攻勢は無いと思う。しかし兵器自体は強力なのを作ってる可能性は大。なのでこちらも強力なのに生産を切り替える」


「はい。解りました」


「それと戦略、戦術に関しては、相手はそこまで気にしないで良いと思う」


「根拠は?」


「この前の指揮官の捕虜だよ。あんなのが頭なら大丈夫さ。それに下級貴族だった。要塞を攻撃した連中は、まだマシだったし、職業軍人がかなりの数いたが、今回のは殆どが無理やり徴兵の連中だった」


「あー。人的資源が枯渇してきたと?」


「そうだ。再編するにもかなり時間が掛かると思うが、兵器は完成してしまえば、それだけで脅威。運用が上手くいくかは人次第」


「なるほど。その様に対応しますか」


「そうだな。両国にもわしから話しておくよ」

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