調子狂うな
「次期領主様!のぶ殿より、入電です。こちらを!」
「解った〜。ちょっと待ってて!」
何だ?何かの催促かな?
石炭の輸送中止。当面はこちらから鉱石を送るので領内にて、精製を。またレンガを大量に生産するので、炭を大量に送れ!
はぁ〜。生産調整しないと!
「のぶさんに、伝えて。了解したと。それとみどり宛にも水路完成。小型発電機の設置を開始。全て設置されれば、火力発電に余裕あり。と」
「承知しました」
うーん。向こうも相当ゴタゴタしてる感じだな。ムムカさんの部下からもトロッコのスケジュールと搭載量の確認連絡が来るし。。
機関車も既に、増産開始してるけど、この量だと直ぐに輸送がパンクしちゃうぞ。。。
炭を大量に積載したトロッコが着いたぞ。機関士に話を聞いたら約10時間!要塞からほぼ直線なので、何なく100キロの速度達成!上出来!車両も問題無いと!
軍の連中にちょこっと力を借りて、鉱脈採取場とレンガ製造場にレールを延ばしてもらって、移動の手間をなるべく無くしたぞ。
帰りは、鉱石積んで帰ってもらうと。機関士は交代シフトなのでゆっくり休んでもらおう。
ここでの初めてのレンガ作り。向こうでもやってたからなんて事無いと思ってだけど。びっくり完成した物が領内で作った物より、30%強度が高い!土が違うからかしらね。この完成品も領内に送って、炉を作れば耐久性も上がるから良いかも!
領内から連絡がきて、水路が完成したみたいね!これで水不足の不安は無くなったわ。それに発電機も設置が始まったみたいだ!戻ったら見に行こうと〜!
よしよし。たった1つの物が作れるだけで、仕事を与える事が出来るぞ。これで、経済が回りだす。当面は、レンガと水路の整備。水路の目処が立ったら、農家募集をかけてみるかな〜。それに加えて他にも何か探さんとな〜。
「のぶ殿!こちらに居ましたか」
「ミヤどうした?」
「塹壕が完成。機甲隊も二手に分け、擬装にて待機にしましたが‥‥」
「敵が来そうも無いな‥」
「はい。兵達にローティションにて、休息に移りますかな」
「そうだな。それで良いだろ。航空隊にもな」
「勿論です。承知しました」
何か拍子抜けだなぁ。。何だかな。変な罠じゃ無いだろうなぁ〜。。先行偵察にはライオンの軍人がやって居るから問題も無いだろう。
それにうちの奴らがこの街で金を落とせばそれはそれで経済が回るぞ。
急にトロッコ車両の生産で忙しくなってきてるな。機関車は結局合計で、35両分か。これなら、メンテナンスも含めて、1時間おきに24時間走らせられるな。
軍からも人が戻ってきたから、一安心。それに元捕虜達も来たしな。ここの生活にびっくりしてたけど。
これでじっくりとギガントの製作が出来るぞ〜!