休息と依頼
「トロッコ設営隊、ご苦労であった。領内に戻り、1ヶ月の休暇を命令する!」
領内でのんびり休んで貰ってからは、今度は中立国へ単線での作業をさせるからの〜。ここまで引くより楽だろう。
「伝令!領内の二次元へ宛に、伝言を」
良質の土を見つけて貰ったわ。領内から採れるレンガより良い物が出来そうだわ。これならレンガ以外でも上等な商品が作れそうだ。これも産業になるわ。
鉱夫を募集して貰ったんだけど、思ったより人数が集まってしまって焦ったわ。のぶと相談して、レンガ、炉作りの方にも人を割り振ったわ。軍の負担も少なくなるかな。
水路復旧を行ってるけど、資材が足りないわ。領内から運ぶにも時間が掛かるし。レンガ作りを始めるって事だから、レンガをメイン使うか。
のぶの話を聞くとここで産業を回したいみたいだから、ここでのレンガを使う方が良さそうね。
のぶさんからの連絡で、燃料式の機関車の増産か。燃料輸送用、石炭輸送用の専用車両を作れか。これは直ぐに作れるから、問題無いとして。。時刻表を作れって。。作った事ないけど。。はぁ〜。
トロッコ設営隊を戻したので、1ヶ月休暇後に中立国に向け単線にて設置を開始せよか。。
「のぶ殿。相談が有るのだが」
「何じゃ。女狐め。お前の相談は高く付くが」
「そう邪険に扱うな。トロッコ設営隊を貸して欲しいんだが」
「設営隊を?お前の国には既に引いてあるだろ」
「妾の国とお前の国の間に火山跡地があったよな?妾の国の探索隊が希少金属を採れる事が分かった」
「何!?誠か!?‥‥そこにトロッコを引けか。しかしお前の所には、大型の溶鉱炉は無いはずだが」
「そうだ。仮にあってもその火力を出す石炭も無い。そこでだ。資源採掘の権利が欲しい」
「成る程な‥‥解った。それを呑もう」
「それと、お互いに冬は寒い国だな」
「はぁ?まあそうだが?」
「お主の所も暖を取る燃料は不足しておるよな」
「まあな。今だにそこは、薪を使用しておる」
「妾の国で、無限量の泥炭を発見した。火力は工業用には向いておらんが、家庭用では十分。試作品も完成しており、たまにお前等が話してる汚染も少なくした製品だ」
「‥‥解った。新たな資源を手に入れたのか。それも買い取ろう。設営隊は休暇後二手に分けて、そちらにも敷設をする」