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再生と発見

防衛は、ミヤに任せとけば問題無しーっと。問題はこの街だな。ここもどちらかと言うと通行税がメインの収入源。残念ながら今はうちから運び込まれる物とムカンへ行く程度。ここからは通行税は当たり前だが取れない。つまりこの街は今、負担にしかなっておらん。ここに居った貴族からの資産は没収したが、それだっていつかは無くなる。ここでの何か生産性がある事をして貰わないとな。

農業もまさかこんなに疲弊しとるとは思わんかった。。。

ミリオタにも近くに何か資源を探して貰っておるが今の所何も無し!

農筋の方も今すぐに結果が出る物は無し!参ったなぁ〜。


「2人共、どうじゃ?」


「水路は殆ど壊されていて、まずはそれの修復と土地の改良をおこなってるわ。でも早くても1年とか掛かると思う」


「そうかぁ〜。ミリオタは?」


「私の方は収穫ありよ。金鉱脈を発見したわ」


「何!?誠か?」


「溶鉱炉を作れば、取れるようになるけど、石炭がこの辺りからは見つからなかったわ」


「石炭をこっちに運び込めば問題無いな」


「炉を作り始めわよ」


「よし。それで始めよう。水路の復旧は頼んだぞ」


水路復旧か。見る限りかなり前から使われてないのよね。ここに住んでるおばあちゃんから聞いたけど、昔は麦畑が広がっていたって。ここが交通の要所になってからは、段々と畑をやる人が居なくなって、旅人等を相手にした商売に皆んな、変わったしまったんだって。野菜などは各家で細々とやっている程度。市場に出回ってるのも殆ど輸入品。のぶはここの土地を改良って言うけど、こんな広い所を管理出来る人手は、どうするんだろう??


溶鉱炉の建設か。軍の中に建設経験者が居て、良かったよ。ミヤさんに話して、軍の協力を得られるわ。先ずは、耐熱レンガを作る炉からか。後はみどりに聞いて、材料となる土を探してもらうか。それからの本炉建設か。鉱脈はここで募集かけた人で掘り始めてみるか。


早速、何やら見つけたらしいな。レンガを先ずは作るのか。スキルに知識が加わるとこうも早く産業が出来るとわな。我が国でも発見された泥炭もそうだ。あんな物が資源になるとは思わんかった。妾が図書館で見つけていなければ、ただの土の塊だ。ここでのやり方も逐一観察させて貰うぞ。


1つでも資源が見つかったのは良かったな。そこから派生して、産業が生まれる。そうなれば人、物、金が動き出す。そうなれば我々の負担が少なくなるどころか、利益を得ることが出来るぞ〜。


「伝令!のぶ殿!」


「何じゃ?」


「トロッコ設営が中間の街、郊外に到着との事」


「解った!」


トロッコ列車がやっとここ迄引けたか。これで更に補給は問題無く行えるな。しかも要塞からここ迄は複線化したので輸送量はかなりに多くなる。燃料式の機関車もう少し増やしとくか。

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