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新型機と増強

やっと街にも電探が届き設置完了と。これで航空機からの攻撃も早めに解るな。

輸送機からの物資等もピストン輸送中じゃ。トロッコもこちらに向けて全力で工事中。これが完成すれば更に輸送に関しては楽になる。ムムカも来ておるし、通常の馬車による輸送もその内、動き出すだろう。

塹壕も掘り始めたし、各対空火器も次々と設置中じゃ。


「よー!ライオン!どうじゃ?物資とかは更に見つけたか?」


「面倒事ばかり押しつけおって!食品、武器、弾薬は、かなり見つけたぞ!ここの奴等が降伏せん訳だな」


「そんなにか?」


「ここの貴族達も前々から色々と溜め込んでおいたみたいだな」


「じゃあ、がっぽり儲かったか?」


「そうだな。でもな〜。おかしな事があってな〜。帝国金貨なんだがどうやら偽金貨がまじっててな〜。鑑定使える奴に分けて貰ってるんだよな〜」


「あら!大変!」


「大変か〜。捕虜から聞いたんだがよ〜数ヶ月前に帝都の空から金貨が降って来たらしくてよ〜。しかもよ〜。お前の所の飛行機からだ!!!」


「何の事やら??」


「お前のお陰で!手間が増えてるの!鑑定使える奴もぐったり疲れ切っとる!!本物そっくりなの作りやがって‥」


「そう言うな。中立国貨幣がその内ここに運び込まれる。全て回収し、中立国貨幣を流通させる」


「経済を乗っ取る気か」


「そうだ。その為の偽金貨だ。帝都内はもっと混乱してる筈さ」


一式陸攻のテストも問題無く終わった。早速この機体を持ってて貰おう。帰りには52の爆撃機を回収。こっちに来たら直ぐに輸送機に改修。

一式陸攻も直ちに生産開始!これでかなりの範囲を攻撃出来る様になったな。



これがパンター2と新しい偵察車か。パンター2は一回り位大きいな。二次元の話だと生産にパンターの倍以上掛かるから、取り敢えずこの1両だけ生産か。それとテケの代わりの偵察車か。行動範囲も大幅に改善か。ついこの前までテケでも十分に戦えたのに。追いつけ追い越せか。

今は、ヤークトパンターの生産中とな。固定砲塔の88mmか。かなり強力になったもんだ。こっちの方が生産性は高いと。

対空火器も全て、4連装タイプを生産中。88mm高射砲も。

航空機も今は、零戦、Ju87、一式陸攻とやらを生産中とな。シュトルヒは相変わらず生産継続と。一式陸攻を早く見てみたいなぁ〜。

ホキ改も完成次第、補給物資と共に送る。か。中々やりおるな二次元め。


「のぶ!ここにおったか」


「何じゃライオン!」


「帝国の捕虜だがどうするのだ?」


「そういや、何人おるのだ?」


「約2800名。その内、士官の貴族は30名。その他は職業軍人が800名程で残りは、無理やり徴兵だ」


「そうだな。貴族共は、労役!!職業軍人共も労役!塹壕を掘らせろ!問題は残りだな〜」


「そうだな。反感も我々に対しては無いし、どちらかと言うと貴族共と職業軍人にあるな」


「そいつらは、こちらにつきそうか?」


「うーむ。つくとは思うが、まだ辞めた方が良いな」


「そりゃそうだな。でもただ飯食わす訳もいかんしな。まずその中から、帝国に戻りたい者、戻りたく無い者に分けてみるか」


‥‥‥‥


「約2000名中、戻りたいのは、600名程か」


「戻りたい連中は、向こうに家族が居るそうだ。残りは、向こうに戻ってもその日暮し連中だ。食うに困ってな」


「戻りたい奴はも、塹壕掘りだ。食事、待遇は、貴族共、職業軍人共より少しよくしろ!そして残りの奴等にはわしから話すから後で集めておいてくれ」


「お前は、本当にいい性格してるな。後で集めておくぞ」


今まで散々にやられていた連中が自分達より悲惨な現状を見て、自分の方が待遇が良いのが分かれば少しは気が晴れるだろう。問題は残りの連中だな。

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