解った事
ミヤ司令から要塞を預かったが、まさかこんなのを我が国が作っていたとは。私が全体を把握するのに一苦労した。。元から居る要塞隊が非常に有難いわ。
「ユユカ臨時司令。ムカンから来た人物が司令に会いたいと面会を求めております」
「司令に?」
「はい。それが以前ここで保護し、軍の訓練を受け戻った者達です。本国と連絡が取れたので戻って来たと」
「至急、領内へ移動!グランさんに連絡を!」
「グランさんお連れ致しました」
「パトリか?」
「はい。遅くなりましたが戻って来ました!また本国からの書面も預かっております」
「よく無事で!!」
「はい!細かい話は後程!書面を」
‥‥‥‥
「こちらから送り出した士官は全員無事に到着。ゲリラ戦を展開中!更なる武器の補充を願う」
「直ちに、在庫確認後に馬車で送り込みます」
「ありがとうございます」
「パトリさん。積もる話も有ると思うので、ゆっくり休んで英気を養ってください。グランさん他にも必要な物が有りましたら、私なりミウラに遠慮なく伝えて下さい」
敵マチルダ戦車に40mm砲搭載型発見か。やはりと言うべきだな。ハ号でマチルダとやり合うのは不味いな。パンターなら問題無いが、数がまだまだ不足だ。完成したパンターも要塞から送るか。それでもまだ20両前後か。
あれからラーライ軍共合流を果たし、7日かけて、350地点に到着か。その間も接敵も無しにか。
「無事に着きましたな」
「思ったよりあっさりと着いたな。ここは撤収と言うより放棄に近いな」
「そうですな。マチルダ、装甲車、トラックも数両ですが鹵獲しました。物資等は殆どありませんなぁ」
「補給が尽きて、逃げ帰った様だな」
「直ちに滑走路を補修し、航空隊を迎えませんとな。次は、中間の街ですな」
「そうだな。先ずはここの後方補給基地化だな」
「シュトルヒからの偵察報告も異常無し、周りの小さな村々にも逃げ込んだ様子は無いそうです」
「潜入してる奴らと連絡が取れたのか?」
「はい。無線の届く範囲になりますが。」
「まあ、ここでしばしば休憩と行きますか」