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特攻

「敵戦車!撃破!」


一体、何だ?無謀な突撃か??


「観測所3より上空に‥」


ドッカーーーーーン!


「何だこの衝撃は???」


ドッカーーーーーン!


また!?何だ!?


「観測所2より!敵爆撃機、1機、観測所3に突撃!ここからは確認出来ませんがもう1機突っ込みました!」


「各被害状況を!!」


‥‥‥‥


「2の6から11応答なし!」


「直接、確認に行け!」


「1の7から9鉄扉が開きません!」


「3の5、6全滅!」


「1エリア!鉄扉の修復急げ!3エリア!補充兵とMGを!2エリア!確認急げ!」


‥‥‥‥


「2の6から11全滅!」


「2エリア!復旧急げ!」


「やられたな。。。」


まさかこの天候で航空機による特攻。。先程の戦車はただの目印。。。そこまでやるか。。


「ミヤよ。こっちも向こうを追い詰めてるって事だ。こんな無茶な攻撃」


何故そんな無茶な攻撃を?補給を叩いてるのが効果が出たのか?いや違うな。完全に補給は叩けておらん。それでも本国から攻撃の圧力が高まっているのか?それもちょい違う様な。敵は大軍。駒の多い分、多々の戦術が考える事が出来る。何か急ぐ様な事があるのか??


「復旧作業に時間が掛かりそうだな」


「恐らく航空機に詰めるだけ積んでの特攻だったのでしょう」


「これだと仕掛けて来そうだな」


「恐らくは。しかしこの砂吹きで向こうも成功したかどうか確認が出来ないんでしょうな」


「また、待つしか無いのか」


‥‥‥


「夜になってしもうたな。夜戦でも仕掛けて来るのか?」


「どうでしょうな?」


「司令。潜入隊より入電。25km地点に補給基地発見。しかしもぬけの殻」


ん?放棄した基地か?‥‥


「引き続き、周辺を索敵せよと返電しとけ」


「どう言う事でしょうか?ね?」


「まさか、撤退行動か?」


「あの2機の航空機を使って?しんがり隊!?」


「今夜は、このまま待機して、夜が明けたら偵察隊を出してみるか。まあ、今夜何も無かったらの話だが」


‥‥‥‥


「夜が明けるな」


「してやられたか。。」


「どうでしょうか。偵察隊を扇状に派遣します」


「各偵察隊より。多数の戦車の残骸、帝国兵の亡骸。野砲と思われる残骸多数」


「敵兵の姿は?」


「発見報告ありません」


「どうやら我々の火力で壊滅したか?」


「その様ですな。ラーライ側からも偵察依頼しますか?」


「いや。まだだこの砂吹き、連携が取れんから、撃ち合いになっても面倒だ」


「観測所より!砂吹きが収まり始めてます!」


「これか!奴らが急いでたのは!?」


「第1航空隊、砂吹きが落ち着いたら爆装を行え!第1航空偵察隊、離陸準備を!第1攻撃隊も偵察隊の連絡を待ち、爆装にて待機」


「やっとこっちからの攻撃だ」



「偵察隊からの報告ですが大分地形が変化している様です」


「確かにこれだと物流は止まるはずだな。敵の姿は?」


「今の所発見しておりませんな」


「わしからラーライに連絡するか。ゆっくり前進しろと」


「解りました。こちらも地上戦力の移動準備させます」


「頼んだぞ」

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