成果は‥
「九八式臼砲も撃つのか?」
「はい。無駄玉になるかも知れませんが、仕方ありません!」
「流石に九八式臼砲の弾着音は大きいな!」
「相手にどれだけ打撃を与えたか不明ですが」
「要塞左部より!一部白兵戦が行われておるようです!」
「要塞左部前面Aー1に、ロケット隊奇数発射しろ、37、20撃てる銃座は発砲せよ」
「テケ隊より3号車、敵野砲により大破!炎上中」
「野砲の命中率が高くなってきたな!」
「その弾幕後方に敵がいる筈です。加農砲隊!Aー3に砲撃変更!ロケット隊偶数同じく」
「50mm野砲は、そのまま連続射撃継続!」
「うーむ。何とも‥‥」
「残念ながらこのままですね。敵野砲は我が軍より口径が大きい様ですな」
「まあ、それは仕方ない。数を優先してたからな」
「敵の火点がはっきりすればやりようがあるんですかね」
「そうであるな‥」
「機甲隊へ、ホキロケットを要塞まで前進させろ、要塞のロケット隊とで一斉に前面に発射する」
「一斉に発射か。かなりの火力になるな」
「このままでも良いですが、面制圧を仕掛けます」
「機甲隊より、ホキロケット配置に着きました」
「九八式臼砲隊、次弾装填よろしいか?」
「発射可能!との事」
「一斉に発射!!!」
くくくっ。砂吹きが無ければ相当に面白い光景が見れた物を。このクソ天気め!!
「残念ですなー。見れないという物は。約10トン分の爆薬量です」
「降り注いだ所は、悲惨だろうな」
‥‥‥
「砲撃も止まった?か?」
「止まりましたね。もしかしたら良い所にも当たったかも知れませんな」