新たな試みを
偵察に出させていた、全ての兵を撤収させた。目が無くなるのは仕方し、砂吹きに巻き込まれたら、敵味方の判断が出来なくなるよりマシだ。前に現れ者は全て敵だ!
どれぐらいの砂吹きだ?それ次第だ。
チェコの針鼠は、更に多く設置中だ。たまたまトロッコ用のレール在庫を抱えていて良かった。のぶ殿は、350地点まで引こうとしていた物だ。材料の不足は無い。
Sマインと地雷はやもえんな。恐らく剥き出しになるか、飛んできた物で爆発するかだな。
待てよ。テケの火炎放射搭載型をダグインさせて、新たに防御線を作るか。動き回る必要は無いから燃料は常に補充出来るな。あと数両改修させるか。
後は天候の観測だな。と言っても気温や風の向きを記録させてるだけだが。いつもと違った風の強さになって来たら報告させるか。
砂吹きが吹いたら、かなりの戦力低下だな。これは相手も同じ事なんだが、数が違いすぎる。
有利な点はこちらは補給体制はバッチリ、休息も楽に出来ておる。相手は長距離行軍。補給も大変な筈。
空から見れば一発だな。この距離なら陸路でも到達出来る。妾の国でも鑑定スキル保有者はおるので、ここに資源が有れば発見出来る。ある事に期待しないとな。
問題は、ここからどう資源を運び出すかだな。やはりトロッコ列車が必要だな。ここからだと妾の国迄かなりの距離になるな。これは、流石に協力を願わなければならないか。他に手は無いか?
うむー。先ずは資源を発見しないとな。直ぐに人員を派遣するか。
アハトアハトが完成する前に、搭載出来る戦車を考えないとな。。今すぐだと固定砲塔のヤークトパンタータイプ。回転砲塔だと車体も新規。パンターの車体を一回りか二回り大きくするか。エンジンは星形を積むと。これなら比較的時間も短縮出来ると。
問題は、一式陸攻か。かなりの大きさだからなぁ〜。。どうするか。。
湖からの水路工事がやっと始まった。かなりの木材と石垣用の石が必要ね。木材は兎も角、大量の石は何処から持って来ようかしら。。いや待てよ。セメントが要塞工事が終わって、かなり余ってたわね。それを使おう!
やっと88mmの工場が完成したわ。これで生産に入れる。いつもながら人不足は解消しないわね。今は75mmのフル生産中だし。。他も対空火器の強化でそちらもフル生産中。。それに関して弾薬も。。何処から人を抽出するか。。少し引き抜いて、抜いた人員は難民の方から募集してみるか。お仕事も必要だしね。
うーむ。アハトアハトのモックアップを作っては見たが、かなり大きいな。やっぱり戦車車体は大きくしないと旋回砲塔は無理だな。それにホキじゃ積めないな。当面は牽引方式だな。大型の輸送車も考えないとなぁ〜。いや。積むと背が高くなり過ぎか。発見されやすくなるか。
試作機零戦もカンノさんに渡したから、テストして貰っている。立会いしたかったんだけど忙しすぎるよー。
要塞周りに、障害物の増設を行なっておるが他に何か無いかのぉ〜。ミリオタの記憶にも砂吹きの戦闘は有るがやはり戦力半減だな〜。
「のぶ殿の、ミヤ司令から電話です」
「もしもしどーした?敵襲か?」
「いえ。何とも言えんのですが風が強まりつつあります。警戒を行っております」
「そうか‥荒れるか」
「解りませんが可能性があります」
「解った。わしもそちらに行く」
「わざわざありがとうございます」
「いや。当たり前の事じゃ。少し風が強いな」
「はい。これが前触れかどうか解りませんが警戒はしております」
「それしか無いなぁ〜。テケも配置したのか?」
「火炎放射型です。機動性は必要としないので、燃料を補充しつつければ連続使用可能です」
「使えそうな物は全て使わないとな」
「はい。改修も進めております」
「後、中野学校から提案がきております」
「提案?」
‥‥‥‥‥
「鹵獲した戦車で敵に潜入か‥」
「はい。危険は高いですが、成功すれば情報が手に入るかと」
「どうやって、潜り込ませるんだ?」
「一戦交えた後に、敵撤退時に付けさせます」
「そうか。やる価値はあるな。それは任せるぞ」