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砂吹き?

グランの様子でも見てくるか。士官候補達は、どうしてるかな?


「よう。グランどうだ?」


「のぶ殿!難民からの志願兵で訓練中ですよ」


「士官は何人残ってるんだ?」


「既に、3人です。後は隊長、副隊長のみです」


「そうか。そろそろ送り返した連中から連絡がついてても良さそうだがな」


「そうですね。接触していれば、連絡はついてても良いと思うのですが、国内も混乱しておりますから」


「これは待つしか無いな」


「はい。連絡が取れれば、御国とも共同で何か出来ると思うのですが‥」


「まあな。士官達がここに来ただけでも助かる。それなら向こうも本気で話を聞くだろからな」


「はい。私もそう思ってます」


難民は相変わらず数十人だが日を置いても発見し保護している。向こうもまだまだ厳しい状況なんだろ。信用のおける士官達が向こうに戻れば、状況も把握し易くなる筈だ。


「おーす!ムムカくんお茶!」


「のぶさん。。まあいいですが。。どーぞ」


「お茶位奢れやー!帝都の物流が止まったからと言って、他で儲けておるだろー」


「はぁ〜。まあそうですが。。でもどの道、この時期は止まりますから」


「そうなのか?何で??」


「あー。ここの人達は知らないのかな。この前大雨が降ったじゃ無いですか。大体あの後は少ししたら北から風が強くなって砂嵐が起こるんですよ。下手すると方向感覚を失うほどの」


「‥‥‥」


「聞いてますか?なのでこの時期はどの道止まるんですよ」


「お前!それはいつ頃だ??」


「恐らく近いうちだと思いますが。2〜3週間は身動き取れなくなりますよ。  あれのぶさん?」



これか!?帝国が動かん理由は?!今度は砂に紛れる気だ!


「ミヤ!この辺りに砂吹きが襲う!2〜3週間は!」


「はい??」


‥‥‥‥


「まさかそんな自然現象が。不味いな。Sマイン、地雷の効果が無くなる恐れがあります」


「どうする?」


「備蓄してるトロッコ用のレールを使って対戦車障害物の製作と有刺鉄線‥‥無いよりはマシか?砂に埋もれる可能性も有りますが」


「そうだな。進路を少しでも妨害して、敵の速度を落とすしか無い」


「直ぐに取り掛かります」


くそ!何故最も早く気づけなかった!くそ!しかし今出来るのはそれ位か?後は砂吹きがどれ程の物か!!待て。二次元とミリオタにも話とかないと!


‥‥‥‥


「砂吹きか。規模が解らないけど、行動が制限されそうね」


「それは間違いない。車両達は動くか?」


「元々、砂埃に大丈夫な様にフィルターとかは強化はしてあるけど、使用期限が短くなる可能性はあるかな?」


「武器とかは?」


「何とも言えないけど、実戦中に大きなトラブルは無いから平気だと思う」


「飛行機‥‥は、どの道飛べないか」


「そうね。風船爆弾、V1も無理ね」


「何か対策は他にあるか??意見を述べよ」


「うーん。。ガスマスクを着けて、多少でも体力の温存?」


「武器に関しては、砂吹きに関係無く使えるの何て出来ないし」


「加農砲は計3砲、頂上に配備したけどかなりの精度が落ちるかも」


「白兵戦になる可能性が高いかな」


「兵達には、小型の物だが剣は持たせておる」


「スコップも持たせてるし。後は何かしら‥」


‥‥‥‥


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