不自然
「どうした?ミヤよ」
「この写真を」
「不自然だなぁ。しかしな‥」
「はい。何とも言えませんが。怪しいです。恐らくは、中に本物があるはずですが、かなりの数十ヶ所以上の場所です」
「恐らく空からの攻撃を恐れて、分散しおったか‥全部潰すには骨だな」
「ここは、また待ちますか」
「下手にこちらから手を出すと、数でこちらが不利だ」
「それでいきましょう」
雨か。この辺で雨は珍しいな。直ぐに止むだろ。
「雨は、気が滅入るな〜」
「まあ、たまには良いでしょ。この辺は埃っぽいですから」
「そうだな」
「のぶさん居るー?」
「ん?珍しいな二次元!こっちにくるなんて」
「新しい戦車作り終わったから持ってきたんだよ。操作は基本同じだから!」
「あー。あれか。出来たのか」
「そそ。だから持ってきたんだよ。後は任せたよ!しかしこっち凄い雨だね」
「そうだな。領内は?」
「少しだけだよ。じゃあ帰るよ!」
「思っていたより降り続くな〜」
「そうですな。我々がここに要塞を作る前は、この辺りの気候は分かりませんでしたから。これが普通なんですかね?」
雨か。。あの時も雨だったな。こんな風に降り続け‥‥!?まさか‥‥
「ミヤ!周囲の警戒を!」
「どうしました?? 要塞の周囲を監視厳に!!まさか、飛行機の飛びづらいこの雨を利用して?」
「解らんが、やな予感がする」
「周囲、異常ありません!」
「ふぅー!」
「監視体制は、維持しておりますので、何かあれば直ぐに解りますよ」
気を抜くわけではないが、何が起こるか解らないのが戦だから。
「お茶でもどーぞ!」
「すまんなミヤ」
「日は落ちましたが、やみませんな」
「そうだな。雨の音だけで平和なもんよ」
「奴らが撤退って事はないですかね?」
「いや。それは無いな。一度ならず、二度も負けたとなれば、流石に国内が収集つかなくなる」
「そう簡単にはいかないですか」




