夜間
5機抜かれた!!
「第2対空警備隊!37発砲しろ!ロケット弾発射!!」
「敵、爆撃開始!」
ヒューーーン、ヒューーーン、ババハババハ
「生きて返すな!撃ち続けろ!!警備隊!被害状況確認!消防隊出動!」
被害0とはいかんかったな。しかしあれだけの敵機を今のうちの戦力で落とせたのは充分だ。
「食料庫に被弾!火災発生中!死傷者も出ております」
「ユユカ、気を落とすな!充分やったさ。戦いまだまだ始まったばかりだ」
「はっ!」
こっちの航空隊も戻ってきたか。敵も全滅させた。それなりの打撃は与えてるさ。
「52偵察機を飛ばせ!」
また偵察機の帰ってくる待ちか。52偵察機をもっと作っておけば良かったな。
「ミリオタ。あいつらの飛行機は、夜は飛ぶ事が出来るのか?」
「うーん。出来ない事は無いと思うけど、流石にそれは無いかなと思う」
「その心は?」
「この辺りは目印が無さすぎる。低空で飛べば、この山にぶつかるし、高ければ目標が見つからないと思う」
「であるよな。夜は安心か」
ひとまず今日の所は、動きは無さそうかな。
長い1日だったな。死傷者13名か。赤とんぼの修理が多いな。やはり96の方が頑丈だわ。今日も完成した2機が補充されたか。今は96の製造に集中した方がいいな。
星が綺麗じゃ。。。
「ミヤ司令!地上偵察隊からですが、様子がおかしいと」
「何がだ?」
「どうも、かなりの遠距離からですが、車両の移動音が聞こえてる見たいです」
夜間移動に変えたか?
「そのまま距離をとって、引き続き偵察を」
流石に帝国も空からやられたから、そうするだろうな。この辺は身を隠す所も少ないからな。
「日が明けたら、シュトルヒを飛ばせ!」
シュトルヒが戻ってきたが、不自然な物が写っているな。擬装しているのか?
「偵察員を呼んでくれ」
「ミヤ司令!何でしょうか?」
「地形を見たが不自然な所があったがどう思う?」
「はい。数十ヶ所に点在しておりましたが、何とも言えません」
「怪しいか」
「発砲を何ヶ所かしましたが、反応無しでしたが。正直、怪しです」
「そうか。。。のぶ殿は今何処におる?ここへ呼んでくれ」