こちらからも
「偽塹壕に、歩兵が侵入した模様」
「装甲車、騎兵は、止まっておるな?」
「はい。歩兵のみ侵入した模様」
偽塹壕とはいえ、塹壕は本物だ。装甲車や騎兵では、飛び越えられん。
侵攻するのは装甲車が偽塹壕の前に来てからだな。さて、帝国はどうするか?工兵がおるか?それとも‥。
「装甲車から兵が降りました」
動きはないか?歩兵も動きそうも無いな。確かあの装甲車は、行動範囲200程度だったかな。となると悪路でこの位置だと残り100程かな。
「無線傍受!敵塹壕占領、損害軽微、後続を待つ!です!」
ふぅー。一先ずは。
「また無線傍受!了解、後続到着予定、本日未明」
明日の朝、進撃か。こちらも休憩と行くか。
「こちらも警戒しながら休息!明日!攻撃予定」
頂上に連絡しなくては。
明日、朝にでも攻撃が始まりそうだな。
「ミリオタ、V1の発射までの時間は?」
「1時間程度で連続発射できるわ」
「解った。明日、敵が侵入したら、350地点に連続発射予定、準備せよ」
「了解!」
いつもののぶと違うわね。当たり前だけど、殺気?を放ってる。私でも怖く感じる。。
「今日はゆっくり寝ろ!」
「解ったわ」
と言われても、ゆっくり寝れるわけ無いじゃん!
「おはよ〜。。のぶ」
「ゆっくりは出来んかった様だな。安心しろ」
「見に行くぞ」
「見に?何を?」
「ほれ」
「ん?何あれ!?地面を這う様に火柱!?」
「ククク。暗闇に龍が暴れておる様だわ。ミヤの罠が炸裂よ」
「V1を350地点へ発射準備!」
「ふぅー。既に10機は発射可能よ。何機撃ち込むの?」
「流石〜。40機はいけるか?」
「いけるわよ。残りは準備出来次第発射するわよ」
しかし、何度聞いてもこのV 1の音は何だか腹の立つ音だ。