電探起動
中野卒業した奴ら中々やりおるな。噂の風潮に、野盗の真似事、帝国兵の誘拐。くくく。
捕まえた帝国兵は、大した情報を持ってなかったわい!士官クラスじゃなきゃ知らないのは当たり前だが。残念だ。このまま活躍してもらわんとな。
「のぶ殿、遂に来ましたよ」
「誠か、何処だ?」
「11時方向」
「間違いない無い、飛行機だ。偵察だよな?」
「間違いありません」
「ここの偽装は完璧。偽陣は間違いなく見つけただろうな」
「はい。そろそろ動員かけますか」
「そうだな。領内に非常事態宣言を発令」
ヴーーーーーーンヴーーーーーーンヴーーーーーーンヴーーーーーーン
臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。本日、今より非常事態を宣言します。本日、今より非常事態を宣言します。領民の方は、直ちに行動をお願い致します。領民の方は、直ちに行動をお願い致します。その他の方は、警備隊指示に従って下さい。その他の方は、警備隊指示に従って下さい。
ヴーーーーーーンヴーーーーーーンヴーーーーーーンヴーーーーーーン
「これで、1時間以内には、動員完了ですな」
「さて、始めるとしますか。わしは頂上へ行くので後は任せたぞ」
「ユユカ、どうだ?」
「はっ。第1対空警備隊は既に戦闘準備完了です」
「なら、電探を起動させよ」
「始まるのね〜」
「大丈夫だ。ミリオタ。心配するな」
「電探起動よし!索敵を開始」