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後の先

ふっー。もう時期また戦いが始まるのに私は、湖への工事してて良いのかな〜。のぶはいつも通りしてれば、領民も安心するだろっていうけど。。まあ、私は直接出来る事は無いんだけど。私の出来る事をしろってのは理解してるつもりなんだけどさ〜

あと20km位で湖!頑張ろ!!



うーん。前回もそうだったけど、戦いが始まる前は自分も落ち着かないな。こんなのは慣れないものなんだな。のぶが居た世界では、こんな事は日常茶飯だったんだろうな。まあここもそうだけど。なので、自分を落ち着かせる為にも、このパンターでもコツコツと造るかな。


「あれー!何これ!パンターっぽいじゃん!」


「さくらか。脅かすなよ」


「脅かしではないわよ!どうしたのこれ?」


「試しに造って見たんだよ。お前だって、ここに来るの珍しいじゃんか。お前も落ち着かないんだろ?」


「まあね。のぶは堂々と領主の娘らしくしてろって言ってたけど、中々ね」


「俺もそうだよ。だから落ち着かせる為にこれやってんだから」


「見た感じあれね。パンターとT -34を足して3で割って、足りない残りはオリジナル的な姿ね」


「まぁなぁ。別に完全再現の決まりは無いからな。生産性、整備性とここで技術的に可能な感じでやったらこうなった」


「見た目は、ハ号よりかなり立派よ。斜め装甲が良いわね。主砲は75mmか」


「お前が高射砲をこれで作ったからな。となると主砲はこれ。野砲や対戦車砲も基本設計は終わってるから、いつでも生産可能。その中でも戦車自体部品やらなんや全くの新規!時間が掛かるから作り始めてた」


「これら製造するの?」


「いや。今は恐らくダメだ。50mm達を優先!まずは数を揃えないと。切り替えるにもミヤさんやのぶさんに確認しないと」


「そっかー。そうだよね。今切り替えたら補給や訓練も再度しないとね」


「暇な時?じゃないと混乱するからね」


「暇な時来るのかしら」


「うーん。まだ先だろうな。その暇な時に色々やって来てここまで来たんだから、またその時は来るだろう」


「そうだよね。きっと。次の戦い迄の平和か。何かヤンみたいな事言ったわ」


「?」




集められた情報だと、350地点、150地点にて陣を設営か。予想通りに、50地点にもか。

今回はあちらも、教科書通りのってとこか。

2箇所の後方支援地点と1箇所の前線地点。

数は不明だが敵の航空機も350に入ったか。物資の集積もかなりしておるらしいが。

150には、歩兵中心らしいが配備と。50には騎兵中心か。戦車がまだ確認出来ないが恐らく350か150には既に居るはず。

150にシュトルヒの航空偵察をもう少し増やすか?悩み何処だな。50の方には、中野卒業の兵が商人に化けて接触しておるから、間違い。


「のぶ殿、お茶をどうぞ」


「ミヤ、ありがとうな」


「悩み所って感じですか?」


「そうだな。350と150にV1を撃ち込むか、それとももう少し引き付けるかだな」


「私もそこが悩みどころですね。下手に攻撃すれば警戒が強くなる、しかし今は絶好の攻撃タイミングでもありますからなぁ」


「ミヤの中では、既に決めておるのだろ?」


「のぶ殿と同じですよ」


「じゃあ、決まりだな。こっちはまだまだ相手に舐められておろうかのぅ〜。後の先だ!」


「そうですな!後の先と行きましょう」


「ミヤは、要塞と機甲師団、全ての指揮を任せるぞ。わしはユユカとうちの姫と、航空隊の指揮をする為、頂上におる」


「航空隊の?カンノでは?」


「地上ではヤダと。空で戦うだってよ。空に上がれば指揮をとると。わしは離陸を見守るだけ〜と。信用してないわけではないがユユカは実戦経験がないので、一応居て見てるだけ〜。あとは、うちの姫を抑えるのがメインじゃ」


「抑える?」


「さっきの地点の話をしたら、いきなしV1ぶち込もうと準備してたから。。。」


「は。は。は。。それは居ないとまずいですなぁ」

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