動き
「ミヤ司令、350地点から電話です」
「動きがあったか?」
「はい。かなりの台数のトラック、戦車、小型のトラックの様なもが到着致しました。また先程1部の部隊が何処かへ出発しました」
「解った。飛行機は、来ておるか?」
「いえ。今の所見当たないそうです」
「解った。引き続き監視を、発見された場合には、無理せず撤退せよ」
250地点に向かったか?あそこからだと2時間程度で着くはずだな。
「250地点に、電話連絡!周囲警戒厳に!シュトルヒを数機250地点に向けて偵察せよ」
発見出来れば、何処に向かったかハッキリする。
ミヤからか、350地点にかなりの台数の車両到着。1部部隊が出発か。偵察機を飛ばすと。こいつが何処へ向かうんだ?発見出来れば良いが。
要塞からの線路延長のレールも大分備蓄出来たな。このまま増産だ。52の輸送機も完成と。北の王女にもまた話さんとな。
「ちょっと良いか?」
「なんだ?」
「お前の所の軍は、全てこちらに来たのか?」
「ほぼこちらに輸送済みだ」
「練度は大丈夫だよな?」
「当たり前だ。妾の軍は最強さ。1時間以内で出撃可能さ」
「頼りにしてるぞ」
「戦が近づいている感じだな」
「まあな。だがまだハッキリせんでな」
「それが戦だ。何が起こるか解らんからな」
「確かにな!それまで兵もゆっくり休ましてくれ」
「勿論」
北は問題無さそうだな。ライオンにも会いに行くか。
「よー!ライオン!おひさー!」
「お前は毎回、毎回!事前に連絡寄越せー!」
「硬い事言うなよー!どう?調子は?」
「入口は、お前の所で経験積んだ人員が頑丈な防御陣を作ってくれたわ!それにお前の所から供給された、兵器の使い方も覚えて練度は高いさ」
「それなら良いが。またお前の所が要さ」
「今回は、どう戦うつもりだ?」
「まだ、何とも言えないな。今回は前回と全く違う戦い方になるのは間違いない。相手の兵器情報は、お前にも渡ってるよな?」
「貰ってるは、おるが。空からの攻撃か。まだピンと来ないのが本音だ」
「間違いなくそれは来る!それに遠距離からの砲撃だ。そこで手痛い打撃を受けると後に響くぞ」
「解ってはおるよ。対空火器って奴の取扱も問題無い。遠距離からの攻撃は陣に入っていれば問題無いが、移動時に狙われたらやばいな」
「お前達の身体能力でもか?」
「当たり前だ!雨の様に降られたら逃げ場が無い」
「それが解っていれば、問題無いさ。情報が入ったら逐一、回すよ!じゃあな!」