中々有益なスキル持ちは‥
勿論、調べるさ。有能なスキル持ちが居れば更に助かるがな。
感じ的には、おかしな奴は居なそうだな。警備隊隊長も目を光らしてるな。
この隊には、大丈夫そうだな。まずはこいつらの体力回復させんとな。
「警備隊隊長、スキルはどうだった?」
「この隊には、目立ったスキルは発見されませんでした。それに不自然な者は居ませんでした」
「よし。入国させろ。まずは、風呂屋へ。新しい衣服とその後は、飯だ!」
「分りました」
「グラン、してってる奴は居ったか?」
「いえ。居ませんでした」
「そうそう見つかる訳ないか」
「仕方ないです。今後を期待しましょう」
「そうだな。国には、何人戻した?」
「今の所、3人戻しました。兵は90人です」
「そうか。後からもっと来る。志願した者のには訓練をさせろ」
「承知致しました」
後から来る人数も相当だ。軍属の生き残りが混じって居れば良いんだが。
収容は完了したな。一安心じゃ。
問題は、1000人単位で来る連中だな。警備隊隊長には、話はしたが。それに直接、ムカンからのも少しながらおるしな。
んー。頭数が増えるのは良い事だが、考え事も増えるわ。
先発隊が来てから、2週間後に第2隊も来たがこちらも目立ったスキルは発見出来なかったな。この人数をよく帝都から出せたな。こちらも怪し奴は居なかったので一安心だ。
「グランよ。この中はどうじゃ?」
「この中にも居ませんね」
「そうか。士官候補生の奴やにも確認はさせたのか?」
「はい。しかし見覚えは無いそうです」
「そうか。あれから国に戻したのは?」
「あらからは、1人ですね。志願者は減ってますので」
「確かにな。元の人数もおらんかったからな。この人数ならまた増えるかな」
「恐らくそう思いたいですな」
「グラン。次は国に戻す時、わしに一声かけてくれ」
「そろそろ帝国がこちらに?」
「あ、あ。まだ時期は解らんがこちらに向いてる。国に戻すか、我々と共に戦うか。正直わしもまた判断しかねておるのでな」
「解りました」