改良型!
「おはよう。どうしたの?朝から頂上に来て」
「ミリオタも早いな」
「早くは無いわよ。のぶがいつも遅いのよ」
「そう言えば、要塞方面に少し大きめの凹みは何だ?何か置くのか?」
「あー。あれは加農砲を置く予定よ」
「遠くを攻撃できる奴か。飛距離は?」
「予定では、25km」
「そりゃーすげーなー!!」
「でも、完成に時間が掛かってね。完成するかどうかも」
「まあ、気にするな!無ければ他のを考えるだけだ!それでミリオタここで何してんだ?」
「V 1の改造型の試射よ」
「それじゃ、わしも見学するぞ!でもどうやって確認するんだ?」
「前の時と違って試射する時間があるから、ミヤさんに50km地点づつに、無線搭載の車両を配置してもらったわ。例の250kmと350kmの場所まで」
「距離が狭い無線使って、確認か!」
「それなら問題無いって。それに移動訓練も兼ねてね。準備するわよ!」
「先ずは、350の方へ発射するわよ」
「しっかし!やな音をたてるな!」
「そうね!10発連続発射よ!」
ブボブボブボブボブボブボブボブボ
ブボブボブボブボブボブボブボブボ
「発射終わり!次!250地点に向けて!」
ブボブボブボブボブボブボブボブボ
ブボブボブボブボブボブボブボブボ
「発射終わり!! ふぅー!後は連絡待ちよ!」
「取り合えずは上手く飛んだな」
「そうね!後はどれだけちゃんと届くか」
「あれには、方向を変える機械も付いておるのか?」
「付いてるわよ。でも350の方に飛ばしたのは、弾頭はプルプルよ」
「そうなのか?250の方は?それは爆薬が搭載してあるわ」
「プルプルの方が軽いって訳か」
「そう。爆薬が小さくなるなら、プルプルの方が軽くし、量も多く積めるからさ」
ジィリンリン!ジィリンリン!
「もしもし!250地点、4発着弾!」
ジィリンリン!ジィリンリン!
「もしもし!350地点、6発着弾!ありがとう!後は撤収お願いします!」
「実験は、成功だな!まずますだと思うぞ!」
「そうね!250の方が多く着弾すると思ったんだけど?」
「確かにな!でも成功だぞ!」
「撤収しながら他の見つけたら、伝えてくれるって言ってたから今日は終わりよ」
「そうであるか。わしはもう少しここに居るよ!」
くくく。これは使える。