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バラマキ

いよいよか。さて行くか。


「ん?航空士を2人乗せるのか?」


「そうだ!航空士も操縦出来る奴を選んでる!交代要員だ!」


「なるほどな!頼んだぞ!」


「離陸するぞ!」



「今回は、4000で飛ぶのか?」


「そうだ。あの兵器狂いのねーちゃんが風船を沢山飛ばしててな!何してるか聞いたんだよ!そしたら気流を見てるって、で、俺も赤とんぼで風船の流れ見てたんだよ。この高度だと、帝国に向かって風が吹いてる。気流に乗れば燃費も稼げるし、時間も少しは短縮できる。まあ、今回のでまた余った燃料を計算させる」


「あはは、兵器狂いか。まあ任せるよ」





「航空士より、操縦士へそろそろ帝国の山、手前100km」


「操縦士より、航空士へ前方に山」


「操縦士より、全員へ高度、2500まで降下しつつ、爆撃隊の確認」



「航空士より、操縦士へ3機確認、同じく降下中」



「操縦士より、全員へ山を超える、地上確認」


「航空士より、全員へ15時方向篝火。1番爆撃機既に旋回、目標を発見した模様!」


「操縦士より、のぶへこの後は?」


「のぶより、全員へ町の光を探せ」


「副操縦士より、のぶへ14時方向町の光をらしき物、発見」


「のぶより、操縦士へその町方向へまた上空近辺で左旋回、積んできた荷をばら撒く」


「操縦士より、のぶへ了解、合図を待て、身体にフックの固定確認せよ」


「のぶより、全員へ了解」



「操縦士より、のぶへ目標地点上空!左旋回を行う」


「のぶより、全員へ了解!フック確認よし」


「そーれーいけー!あはは!ちゃんと落下傘も開いた!落ちろ!落ちろ!!どんどん落とすぞ!!いけいけー!」



「のぶより、全員へ落とし終わった!扉を閉める。戻るぞ」



「操縦士より、全員へ後は気楽に話そう。緊急以外は。何をばら撒いたんだ?」


「あれは、偽帝国金貨だ。親切に20枚を袋に入れて、小さな落下傘付けて!」


「何の意味があるんだ?」


「もし拾ったらお主なら如何する?嬉しいだろ?でも偽金貨だ。鑑定が使える人間なんて、そんなに多くは無い。知らない奴はそれを普通に使う。だが、それが偽物と解ると話は変わる。そうなるとだ。拾った以外の金貨は?支払いの金貨は?って。本物なのか?と。買うもんも買えなくなるし、売るもんも売れん。疑心暗鬼になる。経済的に混乱するって事さ」


「なるほどな〜」


「副操縦士より、全員へ13時方向爆撃地と見られる目標発見」


「よく燃えておるな」


「近くを通る。写真忘れるなよ」


「後はのんびり帰るぞ」

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