いよいよこっちから
忙しいと日が過ぎるのが速いな。あれから3週間か。そろそろだな。奴が居るのは、ルカの店かな?
「お前また甘いもんか?」
「この街のは何もかも美味くてな〜。来たと言う事、あれの準備か?」
「ああそうだ。3日後だ」
「解った。連絡しとく。それと本物90万枚は、街道中間の街に入った。後数週間で届くのと、偽物は全て帝都に入った」
「そうか。どうやってばら撒くのだ?」
「ばら撒きはしないぞ。簡単な話よ。貴族からの支払いに貰ったのを細工して、偽物を寄越したと言いがかりをつけるのさ。丁寧に箱には封印が付いてる。封印が破られて無いと、きちゃー中身が偽物なら奴らが悪いって寸法よ。本物は時期を見て、また送る」
「流石だな!じゃあ頼むぞ連絡!」
「任せろよ!」
作戦に出る人員に話をしに行くか。
「カンノ。人員は、こやつらか」
「はい。偵察型は私。爆撃型はルカ隊長1番機です。その他は、副操縦士と航空士で有ります」
「‥そうか!始めるか」
作戦はこうだ。3日後10時にここを出撃。帝国領内には、おおよそ8〜9時間後の18〜19時に目的地に到着。こちらから見て中央街道から右方向帝国約200km地点。篝火示す三角の中心部分が爆撃目標だ。そこには恐らく帝国の飛行機工場がある思われる。また、篝火が発見出来ない場合でも爆撃を行う。爆撃隊は、爆撃後速やかに離脱戻る事。
偵察型は、更に30分程帝国領に入り、秘密作戦終了後に帰投する。
途中、何かの不具合があった場合、速やかに帰投。
また、戻りきれなかった場合、不時着後には飛行機の破壊後、中央街道に中間の街に、我が軍の情報隊が既に潜入してるので、中間の街に向かう事。もしくはラーライや要塞近辺でも良い。用は命優先だ!以上!
「何か質問あるか?」
「もし、飛行隊がバラバラになった場合は、合流を待つのですか?」
「いや。単独でも爆撃を行う。待つ必要はない」
「他は?」
「篝火が見えなかった場合でも爆撃との話でしたが、特に目標とかは無しでですか?」
「そうだ。荷を軽くして帰投すれば良い」
「他は?」
「無線機の使用は?」
「基本、使用禁止だが、緊急の場合は遠慮無く使え!」
「無さそうだな。作戦開始まで休暇とする十分に休め!」