原始的過ぎる。。
これは!稲じゃないの?
「鑑定!」名も無き草。イネ科イネ属。
ガーン。イネ科イネ属って、説明じゃこれがあの米がどうかが解らん!!
やっぱり鑑定には、それぞれの経験が判断基準の様ね。私には、植物の名前。しかも分類学に分けられた説明になってしまう。推測だけど、もしこれがあの米になる物だとすると、
お父さんでは、麦わら屋根とか建築系。
お母さんでは、納豆を作る時にとか料理系。
お兄ちゃんでは、何かしら?機械系で何に使えるのかしら。
みどりは、普通に米になるかな。
まだまだ、調べる事がありそうね。太陽は、んー。もう時期がな?まだかな?早めに行くかー。みどりを呼びに行くか!
作業場に着いた。地味に上り坂で疲れる。
さて、ガイは何処だ?あー。居た。木を組んでいる?
「ガイ何してるの?」
「おー若。炭を作るのさ。しかし何でこんな所に居るんだ?」
「村の皆んなの事や作業内容を知りたくて」
「おー!!若!良い心がけだ!流石!5代目になる男!まあ見ててくれ」
弟子?が木を山なりに組んでいく。組み終わったら、土に水を含ませドロを作り木の周りにくっつける。
「若、隣にあるのが昨日作った物だ」
乾いたドロ山の上に1つの穴を開けて、下には穴を2箇所に穴を開ける。
火は、どうやって起こすんだ??棒と板だけ??まさかそれだけ?
「ちょっと待って、まさかそれだけで火を起こすの?」
「それだけって、若。火はこうやって起こすんだそう」
「いや。そうじゃ無くて、これって棒を手を広げて両手で棒を挟んで板に押し付けてクルクル回すんでしょ?」
「なんだ、知ってるじゃねーかー」
そこじゃ無いんだよなー。。
「ガイ!縄持ってきて!」
キョロキョロと周りを見回しして弓状の枝を探す。
「ほれ、縄だ。何するんだ?」
「まあ見てて」
弓状の両脇に縄を結び、棒をくるっと回して、石で棒を押し付けながら、弓を水平に動かした。
「おー。これは!」
「こうやって、いつも通りに火を起こしてみて!」
「こりゃー楽だな。手の皮も剥けねー」
「おっ、もう煙が出てきたぞ。すげーな若!」
「あとこの炭は、ここで使うの?」
「村でも使うぞ。ここでの作業は、薪と炭作りが多いな」
「そうだ!これぐらいの大きさで、薄い板ある?」
「何に使うんだ?」
「父上が欲しいとの事で、屋敷に持ってきて欲しいとの事です」
「分かった!昼に教会へいく時に、屋敷に寄るぞ」




