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「のぶ!」
「何だ!お前!帝都に戻ったのでは?」
「緊急な知らせだ!帝国軍が動き始めるぞ」
「!?」
「食糧、買い始めた!恐らく動くぞ」
「本当か?」
「あー。まあ恐らくだが。兵達の話だとムカンだ!」
「お前、何処からの話だ??お前のスキルか?」
「まあそんな感じだ。どうするんだ?」
「どうもこうも。プルプルは、帝都にどの程度で着く?」
「早くても1ヶ月程度じゃ無いか?着く頃には、あっちも動き始めるぞ」
「お前はどうするんだ?ここに居るのか?」
「そうだな。居た方がいいな。連絡役として」
「解った!」
遂に、動くか。じゃあ、こちらも準備始めるか。先ずは、ミリオタに。
「ミリオタ!焼夷弾は、どれぐらい出来てる?」
「焼夷弾?2トンちょい!」
「はぁ?そんなに?」
「プルプル!好調すぎる売れ行き!ムムカさんから、既に4トンの注文受けてるよ。容器もプルプル詰める作業もフル生産」
「‥‥そうか!1ヶ月以内に、2トンちょい飛行機に詰める事出来るか?」
「それは簡単。小さな容器に詰めるよりも」
「じゃあ頼んだぞ!」
次は、二次元!
「二次元!3番機はいつ完成する?」
「そうだな。2週間後とかかな?」
「1ヶ月以内に、飛べる様にしてくれ!」
「それなら、平気だと思うよ〜」
次は、カンノ!
「カンノ!1ヶ月以内に、52の偵察型、爆撃型、3機を使った長距離攻撃を行う!それに向けて、人選を頼む!」
「おう!任せろ!」
わしもそれに向けた、小細工の準備をするぞ!それともう1度!あいつに、会わないと!
「やっと見つけたぞ!お前!」
「何だよ〜。俺様のデザートタイムに〜」
「お前に、何日前に伝えれば、帝都に届く?」
「そうだな。2日前に俺に言ってくれれば帝都に居るやつには伝わるぞ。あの準備なら、プラス1日は欲しいな」
「解った!1ヶ月以内に、伝えたい!ここに残ってろよ!」
「おう!任せろ!」
親父殿に言って、久々の3国会談の席を作ってもらうか。
「お忙しい中、わざわざとこちらまでお越し頂き誠に感謝致します」
「何か緊急の事なんだろ?」
「のぶ殿宜しくお願いします」
「まず2人共、これを見ろ毒ガスマスクだ。まだ何とも言えんが、帝国が毒ガスを使う可能性がある」
「言葉からすると、吸うと死ぬって事か?それを防ぐマスクって解釈で合っておるか?」
「それで合っている。正直、毒ガスを持ってるか持ってないかも判らない。だが準備をする事には越した事ない。これから2人のとこに、マスクを可能な限り供給を開始する。既に一部は、送り込みを開始してる!先ずは、軍に、そして余力が出たら他にも回せ!」
「俄には信じられん。そんな物があるのか?」
「帝国が持ってるかは判らないが、毒ガス自体は存在する。帝国がもし持って居たら、戦に使う可能性が排除出来ない」
「念の為に、それらに対応するって訳か」
「そうだ。1ヶ月以内に、こちらからある事を帝国に仕掛ける。その後帝国は、こちらにやって来る」
「!?のぶよ。今戦争は落ち着いてるんだから仕掛ける必要あるのか?」
「ライオンよく聞け!今帝国は、ムカンに向いておる。そして1ヶ月前後に、再度侵攻の話を聞いた。ムカンが落ちて、全力でこちらに向かってきたら、こちらにはぶが悪い。ならば、帝国には2面作戦になってもらわないと困る。それにここに居る2人は知ってるから話すが、帝国にも戦車、飛行機、銃、大砲が有るのも確認した」
「それは本当なのか!?」
「勿論、実際には確認出来ておらんが、聞き取った話、それらを絵に描いた物だが、ほぼ確定だ」
「そうなのか…」
「特に戦線が近くなろうライオン!国の出入口を固めろ!2ヶ月以内に!そしてまた港を使わせて貰うぞ!女王は、援軍としてこちらに向かって欲しい。その他、新型の武器、弾薬の供給を更に強める」
「妾は了解したぞ。移動に、数日掛かるので早めにな」
「私も防御を更に固めるとする」
「宜しく頼むぞ」
2人には、分かる事だけ書いた書類を持たせたから、分析を各々でして欲しいな。他の角度から何か気がついた事も有るだろう。