表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
205/576

相手も持っている

彼奴の話だと、銃と大砲は持ってるという事は解ったが。国境近くで訓練って事は、隠す気はもう無いって話だよな。それともムカンへ侵攻する為の最終訓練なのかな。いまいち、読めないな。親父殿にも話しておくか。


「コンコンッ 親父殿いるかー?皆でどうした?」


「この前の傍受した録音の書面起こしが出来たんだよ」


「あれか。何か解ったか?」


「いや。さっぱり。暗号になってるのは確か。母さん曰く言葉のグループ分けは簡単に出来たけど、その言葉を何に変換させていいのか解らないってさ」


「言葉のグループ?」


「例えば録音した中で、木、林、森はイメージ出来るよね。これは関連性があると。数が増えてくとか、それとも量か、広さが広くなるとか」


「まあ、それなら解るな」


「でもそもそもの木が何を指してるかが解らない」


「確かにそうだな」


「他にも、暑いとか寒い、固い、柔らかいもあった。これは触った感覚?とか。こう言う関連性の言葉はグループ分けはできた感じ」


「暗号表を奪うしか無いなー」


「まあ、それも1つの手だけどどうやって?」


「うーん。無理かそれにそう簡単に奪えないか」


「そうだ。ちょっと逆になるかもだけど無い事も無いかも」


「ミリオタどう言う事だ?」


「AFよ。お互いに傍受し合っててね、AFが攻撃されるのは解ってたんだけど、そのAFが何処か解らない。そこでAFって思われる所から、真水を作る装置が故障したので、装置を送って欲しいと平文でわざと傍受させたのよ。そうしたら、AFでは真水が不足するって、暗号を打ってしまったのよ」


「なるほど。わざと分かり易く傍受させて、傍受した側は、いい情報だと思って、暗号を打ってしまって、場所がバレたか。となると我々がするのは、我々が何かを起こして、相手に暗号を使わせるってか?」


「上手くいくか解らないけどね。ひとつの手かと」


「いい手かもだな。それはまた考えるとして、帝国の件だが、銃らしき物、大砲らしき物は確実に有るってのが解った。まあ火を吐く鉄‥マーク戦車が出てきた時点で解ってはおったが。それと帝国の飛行機らしき物の生産場所も大体ながら解ったぞ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ