行き違い
「到着ー!警備隊!降車の補佐を!」
「はっ」
「グラン!やはりお前だったか!」
「お久しぶりです!良くここまで来てくれました!」
「警備隊隊長!ご苦労!」
「はっ、警備隊、撤収致します!」
「2人共、感動の再会中だがすまぬな。グラン!今の任務から3日間一次的外す。積もる話も有ろう、仲間達に色々説明しろ。そして、ゆっくり休んでもらえ」
「ありがとうございます!」
「皆、生活習慣が違うと思うが少しはゆっくり休めたかな?」
「ありがとうございます!ゆっくりと休めました」
「わしは固苦しいのが苦手でな〜。気楽に頼むよ。さて、何から話すか」
「先ずは、我が国代表として援助、誠に感謝しております」
「気楽に頼むよ〜判っている事を話してくれればいいからさ〜」
…………
帝国からの奇襲攻撃で、国境地域に配備されていた、国境隊と2個師団はほぼ壊滅。残存兵は首都に向けて敗走。敗走兵からの報告が見た事が無い兵器で一方的にやられたと。軍本部も戦で精神を病んだと判断され重要視されておりませんでした。
中部地域に配備されていた、3個師団で国境へ進撃。ここでやっと敗走兵の話の真偽が解り遅滞戦術に変更。河川を利用した防御戦闘を行いつつ後退。その時には既に進撃した3個師団は半壊。
ここで国から国家総動員を発令。首都に近辺に居た、2個師団及び動員した2個師団、1個訓練師団、1個老兵師団、1個近衛師団、学生旅団、市民防衛隊で中央部へ進撃開始。この辺りから御国からの物資が少しずつ届き始めました。
我が国では河川が多いので、食い止めにやっと成功。相手の火を吐く箱の弱点も解り始めましたが、空からの攻撃が始まり停滞。占領された一部地域で市民が帝国へ攻撃開始。帝国の補給隊に被害が出たとの報で、その地域に一部戦力を回して、その地域を奪還。市民からの話でオータから来た兵器で、攻撃したと判明。銃、手榴弾、パンツァーファーストという名の兵器で。
国からオータへ感謝の儀が出されまた同時に、我が国からのオータへ使者が派遣される。その後も多くの武器、食料が送られて来たので、連絡が体制が確立。
しかしながらその後もオータからの連絡が来ず。不審に思った国から再度、使者が送られる。
その後もオータからは商人経由の補給は、送られてくるが返事が来ず。
その後、我が国から難民へとなり、オータで訓練を受けた輸送隊が我が軍と接触。ここで初めて、我が国からの使者が到着していない事が判明。
事態を重く見た我が国は、近衛臨時編成による少数精鋭の部隊を編成中に、グランからの手紙が届く。手紙番号は3。日付と手紙内容、手紙番号に驚愕。
直ちに出発。途中帝国からの空からの攻撃により、2名即死。1名負傷後死亡。