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それぞれの思い

「と言う事で、我が国も参加させてもらうぞ。のぶさんや?」


「何が参加だよ。こっちからでも100km近くだぞ。その湖からお前の所までどんだけ距離があるか…」


「かなりの距離だな。今繋がってる道よりもかなりの距離」


「あれからまた、飛行機を飛ばさせたが間違いなくそれ位の距離だ」


「それなら、我が国から人手は出せるだけ出す。が機械を操作出来る者がまだ少ないのでその人手だけでも出さぬか?」


「う〜ん。その辺は考えておく」


「頼む。妾の国も水資源はどうしても欲しい」


「解った。先ずは、先遣隊を派遣してみる。どの道それからだな」



水資源が手に入れば、こちらにも利があるしな。

さて、グランの様子を見に行くか。ミウラの話だと、鉛筆や紙を大量に欲しがっていたらしい。事細かにメモをつけてるそうだ。軍事以外にも気が付いたもの片っ端に。神経質な奴なのかな。


「随分とやつれたなぁ〜。ちゃんと飯食って、寝てるか?」


「そんな事をしてるより、興味の方が上回ってな!」


「どうだ?驚いたか?」


「ああ、驚いた!街にも連れて行って貰ったが、ここは天国か?」


「あはは〜。さてお前の咀嚼具合を見せてみろ」


「ほれ、これだ!よく見ろ!」


「ほぉほぉ〜。随分と書き纏めたな!」


「俺が書き纏めた書類と貰った本にも色々と書き加えた。それの製本をお願いする。ここには凸版印刷とやらが有るんだろ?それを作って置けば、幾らでも本が作れるんだろ?」


「その通りじゃ。出来たら何十冊も持ってくるぞ。それまでゆっくり飯食って、寝てろ!」


俺が見込んだ通り、かなりの能力だ。中野学校の教官をして貰うぞ!



深い森の中に湖が有ったなんてな〜。飛行機の初手柄!

あれからカンノさんが前2人乗り練習機は、5機で良いって言ってたな。まだ人が集まらないからって。前1人乗りは、そのまま作れと。赤とんぼは、既に4機渡して、こっちはもっとくれと。生産計画は既にずれたけど。。

ju52には、少しづつ組立始めたし、エンジンテストも終わりと。これが完成すれば、北の国にも飛ばせば大体の距離が分かるな。でも先ずは帝国方面だけど。

うーん。次は96戦かそれとも98軽爆か?96戦だな!こっちをメインで進めて、サブは98。

次に問題になりそうなのは、引き込み脚だな。今までのは固定脚。。足周りだけでも試作してみるか。



アルミの生産は始まったから軌道に乗れば飛行機の製造が大分楽になる。スライム接着剤が役に立つとは。。。色々と混ぜてみて正解だったわ。あれらの実験もしてみないとね。

他に何か使えそうな物有るかしら。。。再現し易くて、戦いに使えそうな物は。。そう言えば、農薬撒くのにボンベが完成してたわね。これも組み合わせれば。



湖が見つかったのは良かったけど距離が距離だ。のぶさんが足の速い人達を先遣隊として集めていたけど。

水道管を設置出来れば理想だけど、今は金属は軍関係優先だから無理。ここはやっぱりいつもながらの石とレンガと木材での水路ね。私も頑張らないとね〜。



ハ号50mmが4両か。予定よりは増えたが最終的に、25両揃えばいい方か?他の兵器、弾薬、食糧も備蓄は十分だ。補給は絶えず送り込まれてくる。

あの作戦よりは、全然ましだ!!同じ事を繰り返してたまるか。それにここの斜面陣地なら間違いなく食い止められる。

加えて、赤とんぼだが航空機が手に入ったのは大きい。赤とんぼなら対空、対地攻撃にも使える。



まさか俺が教官になるとはな〜。あの家族すげーな。こんな所で赤とんぼ作り出すって。他の奴らも操縦少しづつだが、慣れて来たようだな。赤とんぼだが、格闘戦練習も始められる様になったぜ。紫電改も早く作ってくれねーかな。あれが1番良いんだけどな〜。

あとここの街は、俺が見た事ねーもんも沢山あったな。それに1番良いのが飯が美味い!あんなもん食った事ねーぞ。兵舎の飯も美味いけどな!また休みになったら食いに行くか。

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