海も増強中
今日は外での実験と行きますか〜。危ない実験なので、ゴーレム使って。燃料と接着剤を手頃な割合で混ぜると適度に固まる事が解った。接着剤の量を多くすると固形燃料に。少なくすると粘った液体燃料つまりゲル化。圧縮ガスとゲル化燃料を1つに纏めて噴射すれば、火炎放射器が出来てしまう。
やっぱ距離は、16〜18m位か〜。火炎放射兵は、戦場での平均寿命は5分と言われしまう訳だ。射程が短すぎる!やっぱり車両に搭載して、圧縮ガスボンベを大型化すれば射程が伸びそうだね。テケを改修、MGはそのままにして発射口を増設か。タンク類は牽引させるしかないね。これもまた実験。火炎放射器と防護服は共に、ミヤさんに送っておくか。
もう1つは、少しぷるぷるする固さの配合。こちらも問題無く、火がついたわね。そうなると焼夷弾の完成となってしまう。
「パラソルに、ジュース飲みながら優雅に座ってるの見ると仕事してる様に見えんなー」
「これが私の仕事姿よ」
「また、恐ろしいもん作ってるな〜。しかし火はええな〜」
「今ある物での戦力化よ」
「まあ、それで良いと思うぞ」
「このデカい風船は??」
「この中に水素って気体を入れると空に上がるのよ」
「ほう。気球みたいにか」
「そう。これは熱は関係無いから使い勝手はらくよ。燃えやすい気体だけどね」
「これを空に上げるのが?」
「気象観測に使えるかなと思ってね。ある程度、更に高い所の風の流れが判れば良いんだけど」
「その他に、風船爆弾ってのを作る気か?」
「それも考えてるけど。帝国方面に風が吹いてるか、今の段階だと何とも言えないからね。準備しとく分には問題無いからね」
「その考えで良いぞ〜。わしは兵舎へ行ってくる。気を付けて実験しろよ」
「ん?ミヤ。こっちで会うなんて珍しいな」
「中野学校の様子を見に来てました」
「どうだった?」
「中々優秀な人材ですな。私が教えたのは、武器の扱いだけでしたので、そこに知識まで付けば、更に強くなります。難民には武器の扱いと学校での学びをさせてから、送り出してます。それと軍からもここへ学ばせ、各小さな村へ常駐とさせる兵を育ててます」
「常駐させて、密かに持ち込んだ武器をいざとと言う時に、住民と共にゲリラ戦か」
「はい。その予定です。それと病人や老人、小さな子供がいる家庭は、移住希望が来ておりますので、収容の手配をしてます」
「それで頼む。まだここに居るのか?」
「いえ。港に向かいます。海防艦ですが航空機が居るのが判りましたので対空火器の改修を見に行きます」
「あれも中々完成しないな」
「そうですね。それでさくらさんと話して、生産性が高いPTボートを製造する事になりました」
「PTボート?あー。これか。ある程度の数を先にそろえるか」
「高速性重視の船ですね。攻撃力も高いです。車両用に開発出来た新型エンジンが余ってると言う事なのでこれを使う事になりました」
「なるほどなぁ。忙しい所済まなかったな」