頭が混乱
果物欲しさついでに、軍事訓練してんじゃねー!!亜人族だから筋力有るのは知ってるけどよー!!!
MG射撃場、パンツァーファースト射撃場、Sマイン設置練習場、各種車両運転教室、それから・・・何だっけ???
「お疲れ様です〜、男性用衣服、食材のお肉セットと魚セット。果物セット、お子様向け玩具、どれに致します?」
「あ・・衣服で・・」
何じゃそりゃ!!買物じゃねーんだよ!しかもこの衣服、肌触りが凄くいい!!!
「どうした?何を落ち込んでるのか??」
「のぶさんか。ここは何だ?」
「軍の施設って話だろ」
「いや。そうじゃないんだよなー」
「その渡した本にも書いてあっただろ?常識に囚われずに、客観的な総合判断が重要って」
「は〜ぁ〜……」
「まあ、気落ちしてる所、悪いがお前に補佐を付ける!解らない事や必要な物をこのミウラに頼め。つい最近、学び終わった新人だが文字の読み書き、計算は問題無いし、軍事関係も勉強してるぞ」
「頑張りますので、宜しくお願いします!」
「わざわざ、貴族の子をこの俺に?」
「いえ。私の両親は農家であります」
「はぁ?農家出身の子?何故読み書きが出来る?」
「はい。学校に通いましたから」
「まあまあ、時間は沢山有るんだ。詳しくはゆっくり此奴から話を聞け。ミウラ頼んだぞ!あっ。肝心な事聞くの忘れた。元軍人さんよ?お前の元の階級を聞いて無かったな」
「俺は、第12軍所属、参謀付少将だ。元な。それとのぶさんよ。10日いや、1週間でこの本の内容を咀嚼して見せる!」
「まあ、期待してないでのんびり待つよ。じゃあーなー!」
やはりな。指揮官クラスだな。本を渡した時、普通に題名読んでいたからな。ここの領地以外は、文字の読み書きが出来るのは、貴族か商人位。彼奴の右手は剣だこがあった。それなりの腕の人物だ。彼奴なりにどんな咀嚼を見せてくれるか楽しみだな。
わしはこれから発電所ってのを見に行くか〜。火山帯に作るって言ってたな。もっと作りやすい所無かったんかな〜。
火山帯へ行く道は、景色がええの〜。何かワクワクするな〜。弁当持ってくれば良かったな〜。
ん?ホキが着ておるな。資材でも積んでるのかな?
「二次元!」
「のぶさんか。どうしたの?」
「発電所ってのを作り始めるってから見に来た。もっと作りやすい所無かったのか?」
「これは、火山の熱を使った発電にするんだよ」
「ほぅ。そんな事出来るんか」
「かなり前から、実験はしてたからね」
「あー。高台で昼寝してたら、声掛けてきた連中か?」
「そうだね。温水の管理とか維持をお願いしてるからね」
「上手く行きそうか?」
「多分ねー」
「流石だな。溶鉱炉は?」
「みどりが向こうで立ち会ってる。電気待ちって状態かな」
「街中に電線が増えたのは、これだったのか」