季節感なしです!
地球の植物と同じ様なのに全く違う!?いや。小麦と大豆は、魔法で変わった可能性があるけど、さつまいもは採ってきて埋めただけ。そもそもこの土地にあったやつ。
「みどり、この世界と私達が居た世界は、似ててもやっぱ違う世界なのよ。私達も今までの常識的な考え方を変えなきゃいけないのかも、調べがいが有るわね。ふふふ」
研究職魂に、火が付いたようだ。
「さあ、畑に行ってみよう」
「おはよう御座いますー。ヤンさん居ますか?」
「朝早くどうしたんですか?」
「ちょっと畑と農具をみせてもらいますかー?」
「ええ。構いませんよ。農具はその小屋にありますので。怪我しない様に気をつけてくださいね」
「じゃあ、私は小川の方へ行ってくるわ」
「わかった」
小屋の中には、鋤鍬鎌が有るわね。千歯搔きは、あるけど脱穀機は、無いわね。箕は、あるが唐箕は、無いわね。馬鍬らしき物は、無いか。後はうーん。家畜は、居るのかしら。あっ。昨日の小麦と大豆。
「鑑定」裏庭に、蒔いた物と同じね。
「ヤンさん、質問があるんだけど」
「何でしょうか?」
「小麦と大豆は、年に何回収穫するの?」
「あはは。一回で御座いますよ」
「うっ。なるほど。。」
「肥料は?」
「肥料???何ですかな?」
「種を蒔く前とか育ってる時に撒くとか」
「あー。小麦と大豆の茎や枝を燃やして撒くのですよ」
「なるほど。」肥料は、無い様ね。
「小麦や大豆以外には、何を育てるの?」
「野菜ですね」
「どんな?」
「小屋の裏でに行きますか」
「今は、3種育ててますね。右から大根、かぶ、トマトですね」
「鑑定」これらは、私の知ってる物と同じ。
「この3種は、いつでも育つの?」
「ええ。そうですよ」
んー。。季節感がめちゃくちゃ。。。
「この世の中に、家畜は居るの?」
「あはは。居ますよ。馬、牛、コッコ、羊ですね」
コッコ!?多分鶏!!!豚は居ない!?
「この村には居る?」
「牛なら居ますよ」
「見ますか?」
「牛は牛乳を取るだけ?」
「ええ」
「牛に農作業とかは、させるの?」
「牛に??あはは、お嬢様は面白い事いいますなー。」
この答えだと馬鍬系の農具は、無いわね。
「牛は何を食べさせてるの?」
「んー。その辺の雑草やダメな野菜ですな」
「ダメな野菜?規格がダメなやつ?」
「規格?」
「ん?それとも腐ってる野菜とか?」
「いやいや。違いますよ。ほら、農道の脇に生えてるこれですよ」
「えっ。まさかこれは!?」