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新たな学校?

まずはこれで、1つの問題は解決だな。数日経ってから伝えれば、良いな。

しかし車両の数が増えたな。生産性ってのが上がってきたのかな。良いな。


「ミヤ、索敵範囲はどの程度してるんだ?」


「基本、1日で戻って来れる距離にしてますね。帝国方面は、今の所片道3日程度です」


「そうで有るか」


「車両が増えて来ているので、帝国方面は日にちを増やしてます。それと街道から外れた、小さな村にも進出し、食料、衣服等を提供して調略中です」


「状況は?」


「かなり好意的に、受け取られております。この前の敗残兵にかなりやられていた様ですね」


「どこの世界も同じだな」


「はい。こちらに移住も検討して様ですが、中々住み慣れた村を離れるのに躊躇しております」


「うむ」


「私としては、そこでゲリラ戦を仕掛けて貰うと助かりますが」


「後方撹乱か。戦術的にはそうだがな」


「そこですな。次に帝国が来た時に、どれ程の武装か判りません。元からある武器を渡して、下手に攻撃すれば一方的にやられてしまいますし、こちらの銃等を渡すには、漏洩が怖くてそれも出来ずです」


「歯がゆいな」


「帝国が攻めて来たら、こちらに逃げる様にと話をしてますが…」


「それらも考えなければな」


「お願い致します」


また記憶を覗いて見るか。ゲリラ戦…と。……陸軍中野学校…ん?…ふむふむ……諜報や防諜、宣伝など秘密戦を行うと。これよく無いか?


「ミリオタ!陸軍中野学校作りたい!」


「はい??」


…………


「成る程ね。周りの村をこっちの味方か」


「そうじゃ。感触は良いらしいからこれを作れば良く無いか?」


「うーん。有れば良いけど誰が教えるの?前にミヤさんにも聞いた事あるけど、存在は知ってても、細かい内容は知らないって教えてくれたわよ。それに教える人もこの世界で、ある程度、軍事解ってて、ここの作った兵器説明出来る人なんて、みんな既に軍属よ。私だって知識だけだし」


「うーむ。確かに言われればそうだが……あっ!1人おる!この世界での軍歴有って、教えられそうで、帝国に恨みがある奴!」


「じゃあ、その人に私達が情報として持ってるのを渡せばいいか?」


「と言う事で、わしも記憶から書き写すので、2人で書いて、凸版印刷で本を作って貰おう!」




「片腕のグランよ。ここでの生活も慣れたか?」


「のぶさんだったな。まあ、やっとどうにか頭が追いついて来た所さ」


「それなら宜しいな。それでお前には、ここで仕事をして貰う」


「仕事?この片腕でか?手を作ってくれた事は凄く感謝してるが、剣も上手く振れないんだぞ」


「別にお前に剣なんか振らせるつもりはない」


「じゃあ何をさせる気だ?」


「お前はまだここの全てを知っとる訳では無いんだよ。わしから軍施設の立入許可を出しておくから、よく見、よく聞け!そしてこの本をやる」 


「あ、あ、良いぞ。初心者でも解るイラスト付き、ゲリラ戦術??」

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