給料?
「住民の方〜こちらの書面をお取りください〜」
なんだ??何々、明々後日から10日間以内に、領主様から給料が配布されます。住民の方は、住民書をお持ちの上、領主様の広場にお集まり下さい。
へぇー。やっと給料配れる様になったんだ。うちもやっと黒字で出せる様になったのねー。良かったわー。これで皆んな喜ぶ!ブラックも顔負け領地だったからね。
「ミリオタ。。。明後日、もしかすっと変な意味で混乱するぞ!!」
「そりゃー初めての給料だから、混乱するよね」
「いや。そうじゃなくて」
「へ?と言うと?のぶ??」
「うーむ。あっ。ルカーー!ちょっとこい!!」
「何だのぶ!」
「書面見たか?」
「おう!読んだぞ!領主が給料くれるって」
「ルカさんも良かったね!」
「お嬢か!所で聞きたいんだが??」
「なーにー?」
「給料って、何だ???新しく出来た酒かなんかか?それとお金5%取るって書いてあるけど、払うって事か??」
はぁ???
「どーゆー事よ!のぶ!!」
「いや。お前が居た世界でも、住人からお金を取るのは、理解出来るよな?」
「そりゃー税金を取らないと国が回らなくなるからね」
「俺の時代もそうだが、ここの世界でも権力者が住人から奪うってのが基本的な考えだ。それに5%税金取るって書いてるがこの世界だと税金はざっくり、70%とかだと思おうぞ」
はぁ???
「私達が来てからお金何か取ってないけど!」
「あー。お金じゃ無くても、ほれ農筋の所とかに取れた野菜やら魚とか、何やかんや持って来てただろ?薪とか?あれが税金と言うか上納?」
「なんじゃそりゃー!!!!」
「ルカだって、あんな状態!」
「あれ!たまに料理しに来てたのは?ひょっとして?」
「ピンポン!正解!労働奉仕!」
「なんじゃそりゃー!!北の国やラーライから来てる人に払ってたじゃない」
「いや。あれはこっち側が雇ったからな。それは普通。でもあいつらはあっちに戻ったら、税金として、半分近く取られるんじゃないかな」
「はぁー??何じゃそりゃ!」
「怒ったて、税は各領地に任されてたから。だから旧中央領は通行税高く上げて、ボッてただろ?」
「確かに……。どないしよ」
「取り合えず、親父殿と所へ行くぞ」