悪どい人達?
ムムカさんへ
スライム接着剤を沢山仕入れて必ず!!スライムを養殖してでも!!
何だこれ???この字は領主の長女だな。ここの人達は、謎の行動ばかり。幾ら防水布の売れ行きが良いからって、そんなに使うのかな?まあ、依頼だから中立国へ頼むけど。養殖って発想は無かったが、安定して欲しいって事かな?
うーん。中立国に聞いて見るか。あそこも今は、お金稼ぐのに必死だから。産業になれば万々歳だしな。
しかしここもこんなに発展するとはなー。何も無かったのに。ウチの商店は昔から細々とこことやっていたからこそ、今ここで商人の纏め役になれたし〜。ククク。そのお陰で中々の利益!!
「おい!悪徳商人!」
「わっぁ。何ですか!のぶさん!」
「話し掛けても、ニヤニヤしてて気づきもせず!悪い顔してたぞ!」
「考え事してたんですよ!何ですか?」
「この地から帝国までの詳しい地図ある?」
「あるわけないじゃないですか!そんなもん持っていたら、その場で処刑ですよ!」
「そうだよなー。あるわけ無いよな」
「だから、商人も世襲が殆どですし、旅人だって何となくの地図ですよ!」
「うーむー。解った。邪魔したな」
あれ。いつもの無茶なお願いが無かったな。何だ?逆に気持ち悪いな、、、、
うむー。精密な地図があればな。作戦も立てやすいだがな。ミヤも難民探しながら兵から聞き取りしてる状態出し。ミリオタが言ってた写真機ってので、空から撮る事が出来れば良いんだが。いつになったら出来るのかな?こっちからの地図探しは諦めるか。。。
「のぶさーん!」
「ん?何じゃ?」
「電話が入っておりますのでこちらへ」
「もしもしー。誰だー?」
「カナトリです。忙しい所すみません!至急、お話したい事がありまして」
「何だー?」
「あのー。王女がそのー。飛行機に乗りたいと」
「はぁ??」
「飛行機の報告をしたら、興味を持たれまして、まだ数も操縦する者も少なく無理ですとは伝えたんですが」
「今は本当にそうなんだが。。。もう1度、伝えろ!流石にまだ早いから無理だと。準備が出来たら、こちらから話すと!」
「解りました!そう伝えます!」
あの女狐め!情報をまる渡ししたけど、こっちの状況も考えろよな!